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御法度~GOHATTO~

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: ダブリューイーエー・ジャパン
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映画に対抗できる音楽 ★★★★★
坂本龍一が始めて映画音楽でデヴューしたのは 「戦場のメリークリスマス」だった。

 「戦場のメリークリスマス」は 大島渚という 幾分騒がしい監督が 出演に坂本龍一、デビッドボウイ、ビートたけしという空前絶後のメンバーを得て作り上げた作品だ。特に映画音楽において 坂本の名声が確定したのは この作品であったと断言できる。

 そんな大島と坂本が 20年近い年月を経て いまや北野武になってしまったビートたけしを起用して作り上げた作品が「御法度」である。

 「戦場のメリークリスマス」と「御法度」は 極めて似ているテーマを扱っている点には驚く。どちらも軍隊という異様な規律の中で起こる同性愛の話だ。
 一方 音楽を比べてみると これはまるで違う点にも大いに驚く。

 「御法度」の音楽には 「戦場のメリークリスマス」で見えた想像力の飛躍こそ聴けないが成熟した「美しさ」という点で全く違う。均整が取れているような主題曲の中から ちらりと聴こえて来る 一種破綻した美しさは 坂本の20年間が得てきたものに因るとしか思えない。

 映画に対抗できる映画音楽家は 最近少なくなった。ヘンリーマンシーニ、ニーノロータ、
早坂文雄を失った我々として 坂本は貴重な存在だ
胸を騒がせる不協和音 ★★★★★
坂本龍一、映画音楽の最高峰。
聴くものの胸をざわめかせる、一見調和の取れた美しい、だが実は不安
定なこのテーマはまさに隊士達の心を惑わせる惣三郎の存在そのもの。
「エンド・テーマ」はまるで鎮魂歌のよう。
悲劇的で美しい映画のラストシーンの儚さと絶妙にマッチしていて、素
晴らしい。

個人的には「御法度」は全体に一貫して、客観的で冷静な坂本の視線を
感じるのだが、「エンド・テーマ」は他の曲とは微妙に違っている。不
思議と、かすかなぬくもりのようなものを感じるのだ。それは坂本の私
情が無意識に加味されてしまったせいではないかとも思えるのだが、そ
の「体温」が映画を見る者を不思議な感動へと導く。

暗い曲の中にも感動が! ★★★★★
映画を見ずにこのCDを買ってしまった私ですが、聴いているうちに映画を見たくてしょうがなくなりました。

テーマ曲(ピアノ)を中心にオーケストラアレンジを繰り広げている感じです。そのほかにも日本の伝統楽器(よく神社とかで演奏されたりするやつです)や鈴、つづみ、横笛を使っていて、戦場のメリークリスマスとは全く違った雰囲気をかもし出しています。また、当時の時代背景を思わせたり、人を斬る時の心情、斬られる時の心情を如実に表現したりしていると思います。最初は聴き慣れないと思いますが、聴けば聴くほど味わいがある作品だと、私は思います。

無機質 ★★★★★
戦場のメリークリスマス以来の、大島+坂本コンビによるサウンドトラック。前作ではセンチメンタルな旋律が一世を風靡したが、本作では、感情を一切排したクールな内容で、審美的な画面とマッチしていた。