聖夜の奇跡…*
★★★★★
エドガーとリディアが出会う前のお話や、ケルピーの弟が出てくる話など、6作の短編が入ってます*
どのお話も素敵なのですが、わたしが一番好きなのは、単行本用書き下ろしの「きみにとどく魔法」です!
クリスマスの一日をエドガー目線、リディア目線で描いてます。
ロンドンとスコットランド、全然別の場所でクリスマスを過ごすふたりですが夜にムーンストーンの指輪がふたりをひきあわせて…!
とっても素敵なお話なので是非ぜひ読んでいただきたいです!
わたしは読んで、しあわせな気持ちになりました*
馴れ初め
★★★★☆
とても出来のいい短編集でした。
エドガーと出会う前のリディアの話や巻題ともなっている駆け落ちの話・・・
でも、何といってもケルピーとの出会い編が一番面白かったです。
この話にはいつも登場するケルピーとその弟ケルピーが出てきます。
私はこの話を読んでひとつ疑問を感じました。
「ケルピーって種族の名前だよね?ケルピー個人には名前ってないの?」
この疑問は果たしていつ解けるのでしょうか?
一ケルピーファンとしてこの巻は是非オススメです。
いまさらですが・・・。
★★★★★
シリーズで一番好きなのはリディアだったりします。
周囲に流されつつも何とかしようとしているその心構え
がめちゃめちゃ可愛いです。もしエドガーと結婚したら
意外と尻に敷きそうなイメージだったりします。
このシリーズは毎回買ってますが、ほとんど期待を裏切ることなく
面白いので、私の中ではずっとナンバー1のシリーズです。
でもこの短編・・・もっと絵を入れてほしかった・・・!
素敵な物語です。
★★★★★
伯爵と妖精シリーズの大ファンで、全巻持っていますが、今回もとても
素敵なお話です。短編集なので、すらすらと読めるし、今まで知らなかった主人公たちの秘話などもあり、楽しめました。
特に、エドガーがリディアのことを大切に思っているのが、感じられました。まだまだ自己主張の足りないリディアですが、これからはもっと
自分の意見をしっかりといってほしいと思います。
英国の湿った空気が感じられる、素敵な物語ですので、ぜひ読んでみてください!
しあわせなお話
★★★★☆
雑誌コバルトに掲載された作品と書下ろしを集めた短編集。相変わらずのエドガーに読みながらニヤニヤしてしまいます。楽しすぎます。それにしてもあの時代、あの年頃で駆け落ち婚の実際に関してまるで無知なのって、リディアは本当に世事に疎いんだなぁと逆に感心してしまいました。駆け落ち婚の風習については中公新書「イギリス式結婚狂騒曲―駆け落ちは馬車に乗って」(岩田託子著)など読んでみると尚理解が深まるのではないでしょうか。