日常、さまざまな刃物を使用しています。わたしがこの本を買ったのは、庭木の枝等を切るときに使う鉈と魚の刺身をさばく柳刃包丁に興味を持ったからです。どういう材料の刃物が切れるのか、研ぐことによって切れ味が持続するのかといったことを知りたかったのです。これらについて、この本は日本と外国の刃物の歴史から詳しく述べています。今後、刃物を選ぶときにきっと役立つはずです。

～和式鍛造ナイフをコレクションしている方は決して少なくないと思います。ところが基礎用語が西洋ナイフと全く違い、戸惑う事も数多く有ります。和式ナイフ専門書が一冊しか有りませんので　この本の持つ意味は「土佐の伝統技術」というよりも「他の本の為の初級解説書」という事になります。私は　この本は子供用ではなく大人の入門書としての地位を進呈した～～いと考えます。基本用語は恥ずかしくて中々他人に聞けないですが　ここには　それが詳細に書かれています。「和式ナイフの世界」と一緒に購入すると便利です。～