インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

黄色い目の魚 (新潮文庫)

価格: ¥704
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
若返った気分! ★★★★★
ふと手にした本だけど、貴重な出会いとなりました。
昔の写真をみたり、昔の同級生と語るよりも、もっと昔に戻れる気がします。
16歳ってこんな感じだったかも?って
いろんな人に感じさせる新鮮なセリフ回しに感心!
ちっぽけな頭で容量が足りないほど ★★★★★

たくさんのものを得た気がする物語だった。
その気持ちをうまくわかりやすく説明しろと言われたら
「もう読んでくださいィィ!!」とスパッと差し出すことしか今の私にはできません…。

「限界が見えそうでマジになれない」その思いが今の私には
痛いほど伝わってなんだか苦しくなりました。

中3の国語の教科書にこの本が薦められていて、中1のときにすでに読んだ私は
まったく理解できず、恋人でもない、友達でもない、言葉にできない関係や
テッセイや通ちゃんへの思いが全然わからなくて、
今、もしかしたら何かわかるかもしれないと埃をかぶったこの本をもう1度読み返しました。

とても「理解力のある頭です^^v」と言える私じゃないけど「感覚」として
なにか感じ取れたとは思っています。

1つ1つの行動がその時の「マジ」だった高校生の2人の交わりそうで交わらないような
どっかあったかくなるお話。

まだまだ飲み込むには時間がかかるけど
すべて理解しようなんてそんなたいそうなこと思わないけど
もう1度夕日の中で読み返したい^^
物語そのものにハマる ★★★★☆
青春小説。主人公のひとり語りによる描写。
私は、この作者のこういった作風が好きだ。
相変わらず、登場人物が生きている。

不安定な主人公たち。それをとりまく大人たち。
でもその大人たちもゆらいでる。

大人も、大人になりかかっている子供も、懸命に生きている。
大人に影響され、思春期特有の事象に悩む。
その姿には心打たれます。

大人を無条件にかっこよく描いていないのがいいですね。

登場人物に感情移入するわけでもないし、最後はなんだかあっさり終わってしまったが、なんだか物語そのものにハマる。
この物語を通じて、自分のことを振り返っているのかもしれない。
そんな余韻に浸れる作品です。

P385「でも、村田みのりから木幡通という引き算はできないよ。」
このフレーズが、なんだか心に残りました。
息子に読ませた ★★★★☆
青春物語はホントに久しぶりに読んだ。もういい歳をしたオッサンが読むのは少しばかり恥ずかしいのだが、なかなか途中で
止められずに最後まで読み通した。
途中からは、この本を息子に読ませたいと考えるようになり、この場面では息子がどんな反応をするのだろうか?などと小説
と自分の想像の二つを楽しみながら読み終えた。
早速、高校生の息子に渡したら、夜中まで熱中して読んでいた。こっそり除いたらニヤニヤしていたので、きっとあの場面か
なと、こちらも想像してニヤニヤしてしまった。
このような青春物語は、自分も同じ歳になったつもりで、どっぷりと嵌まり込まないと楽しめない。クールな自分がいる時に
読む小説じゃないことは確かだ。
先生から作文用に配られたけれども・・・ ★★★★★
中一の頃、先生が読書感想文用にこれの「黄色い目の魚」部分の文庫版を、生徒全員に配ってくれました。自分は、先生の押しつけで書く気おきねーって感じだったんですけど、読んでみたらこれがおもしろい。「13才ってたまっちゃうんだよね」など、当時13才の自分の心にジャストミート!
ど真ん中を突き抜けていきました。いやー、これほどいい本にめぐりあえた自分は人生に感謝したね。大げさじゃなくて。まぁいままで文の本は「ハルヒ」シリーズしか読んだことなかったけどw