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藤子・F・不二雄少年SF短編集 (2) (小学館コロコロ文庫)

価格: ¥510
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
絶対買うべきです!! ★★★★★
やられた!やられたぜ!!
という感じ。良い意味でね☆

「絶滅の島」は昔から興味があった作品で、良い機会だから読んでみようと思って買いました。
「絶滅の島」はネットで評判が良いだけあって、意味深い作品で、読み応えがありました。最後のオチでこの作品の良さ、意義が分かると思います。

他にも「流血鬼」や「ポストの中の明日」などが含まれています。
「流血鬼」は「アイ・アム・レジェンド」の基になった作品、「地球最後の男」を連想させる作品です。
おそらく、「地球最後の男」のパロディだとは思いますが、オチがこれまた色々な意味でとらえられそうな一言で終わっています。
藤子先生の「地球最後の男」の解釈の仕方だと思いました。

「ポストの中の明日」は、この本の最初に掲載されている作品です。主人公が少年少女だけなのに、ここまでの緊張感を醸し出せるのは
さすが藤子先生だと思いました。
どの作品も本来のSFの意味と藤子先生ならではのS(少し)F(不思議)の要素が含まれていました。
また、ほとんどの作品の主人公が少年少女なので、大人から子どもまで楽しんで読める作品だと思います。

個人的には、「絶滅の島」を目的に購入したのですが、
この本の最後に載っている「山寺グラフィティ」が気に入りました。
私が大学生だからかもしれませんが、このお話のどこか切なく、それでも心温まる雰囲気に
惹かれました。

私のレビューだけでなく、他の方の感想もぜひ参考にしていただきたいのですが、
少なくともこの本を買って後悔はしないと思います。
流血鬼のアニメで短編の魅力に気付いた ★★★★★
数年前の夏の夕方何気なくテレビを見ていた所、流血鬼が放送され非常に魅力を感じたので、早速短編集を購入し、益々「少し不思議」な世界に引き込まれました。
遂には書店にあったパーフェクト版まで揃えてしまいました。

当初藤子作品とは知らなかったので、驚きましたが、ドラえもん等の作品も少し不思議というテーマは変わらないことに気付き、これまでと違った視点で他作品も読むようになりました。
ひたすら、読み返す! ★★★★★
少年短編集というぐらい、主人公殆どが少年少女です。

そのタイトルの響きにとても魅力が感じられます。藤子F作品に
少年少女は欠かせない要素ですが、短編集という形でまとめあ
げると新たな発見があるから不思議です。ポップスの分野でいう所の
〔アルバム=短編集〕と考えれば似たものだと思います。
作品を集めて一つの物に仕上げる。そこに作り手の、テーマごとに
訴えかける想いが画廊の如くイメージに積み上げられ、増幅させる。 
F作品の短編集にはそんな力があると思います。

「おれ、夕子」という短編はサイエンスなアイディアが光る一篇だし、
「アン子、大いに怒る」は、「エスパー魔美」の先駆けになった作品。
「山寺グラフィティ」は幼馴染の幽霊が一つのキーになる、美しく
泣けるお話。

ドラえもんなどに比べると大人向けの
感動的な作品や、コミカルな作品も多数収録。

山寺グラフィティの美しい構成に泣く。 ★★★★★
「少年」のころにはよく分からない話だったけど。
収録作
「ポストの中の明日」
「おれ、夕子」
「流血鬼」
「ふたりぼっち」
「宇宙からのおとし玉」
「アン子 大いに怒る(「赤毛のアン子」改題)」
「絶滅の島」
「山寺グラフィティ」
「世界名作童話」
なかなか ★★★★☆
短編集の第二編ということで、第一編よりもさらに内容の濃いものとなっている。一つ一つの作品のストーリーはよく作られていて、話のテーマも掘り下げてみると深いものが多い。その中の一つ、『流血鬼』はいずれ現れるであろう新しい価値観というものを描いたものではないかと考えることもできる。また巻末の『世界名作童話』も一つの話が短いながらも笑わせてくれる。藤子・F・不二雄のSFを堪能できる一冊。