インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

「レクサス」が一番になった理由(わけ) (ラピタ・ブックス)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
プレミアム戦略論の白眉 ★★★★★
 最近ようやく日本でも「プレミアム戦略論」が世間を賑わせてくるようになったが、その発端ともいえる好著がこれ! また、ガイジンか?と言うなかれ、ブランド構築の旨さ、マーケティングの巧みさの分析力はいかんせん、彼らに一歩を譲らざるをえない。そこで、この本であるが、実に旨く「レクサス」ブランド戦略の成功の秘訣を語ってくれている。
 ガイジン特有のプレゼンの旨さがこういう「はう・つー」本一冊を取ってみても「違いが分かる」のだ。挿絵・イラストが多く含まれているし、当然のことながらガイジンが書いたということだから文章も簡単である。さっと読み飛ばすことができるので、何もいまさら買いに走ることもない、多分、読み終わったら「古本屋直行」「月に一度の廃品回収行き」「古新聞・古雑誌行き」となる程度のものであるから、ジュンク堂の椅子に座って読んでしまえばいい。しかし、★5つである。
レクサスから見るブランド形成の考え方 ★★★★☆
 特に驚くような斬新な視点からの切り口はないが,ブランド作りの考え方,レクサスがどのような背景で作られ,そして米国で成功した理由についても分析されている.レクサスの成功要因は,米国の市場に会わせたブランド作りを米国人主体で行ったこと,併せてアドブォケイト(Adovocate:自分はお客さんなのに積極的に周りの人に宣伝する人,一種の口コミ)をうまく活用したことであろう.また,『ブランドはモノではないが,モノがなければブランドは生まれない』,そのブランドを生み出すこれまでにない品質(本文ではエンジンの静かさを力説している)がLS400 には備わっていたと言うことが述べられている.

 文末には,出版されたのが2004年段階なので,レクサスの日本進出についての予想が立てられている.米国での成功に比較して難しいであろうと,ところが2007年の現状を振り返ると,唯一新車売上台数を国内で延ばしているのがレクサスなのだから,筆者の予想を翻し成功に進んでいるように思われる.トヨタは,品質に裏付けされるユニバーサルな高級ブランド作りに成功したのかもしれない?
「高級車」と「高価な大衆車」の違いは「イメージ」です。 ★★★☆☆
レクサス万歳的な著者ですが、アメリカにおけるレクサスのイメージがよくわかります。トヨタブランドとレクサスブランド、そしてアメリカと日本を混同しているように思います。トヨタの大衆的なイメージを吹っ切るために高品質の証であるトヨタの看板を引っ込め、レクサスの冠を前面に押し出した高級ラインを整備したのでしょう。そこが整理できないと、レクサスがアメリカで「高級車」としてガンガン売れている説明がつきません。私見ですが、高級感覚があれば、それは高級車なのだと思います。言葉や機能では簡単に説明のつかない感覚が「高級」たる証です。
ただまあ、私を含めた一般的な日本人には、やっぱりまだBMW・ベンツ>レクサスという感じもあるのですが、それは仕方ないです。ベンツやBMWが数十年かけて築いた高級車としてのブランドイメージを、日本での発売後数年で抜くのは不可能です。アメリカは、どうなんでしょうか。著者はレクサスが一番だと言いたいようですが。
成功しても高級ではない。 ★☆☆☆☆
レクサスという高級ブランド(という『造語』もおかしいが)が立ちあがった。
ドイツのメルセデスもすでにマイバッハという新たなブランドを立ち上げた。こちらも高級である(レクサスより上なのはいうまでもない)が、マイバッハはその高級の間口を広げたのだ。高級をより量産体制に近づけるために。
対するレクサスはどうかというと、店舗における「おもてなしの演出をした」だけというもの。クルマ自体においても販売体制においても両者の差は縮まるどころか開く一方だ。これが庶民感覚にウケて高級のイメージが先行し「一番になった理由(わけ)」だ。
世界中でお金持ちより庶民の数が圧倒的に多いというのは周知するところだろう。マイバッハの「間口を広げた」という理由がわからないレクサス(トヨタ)は、本当の億万長者を知らない庶民に一時のおもてなしで高級感覚に一瞬だけでも浸らせることで販売に結びつけたいと思っている冠がつかないブランドである。
資源がない国日本の、いかにも貧相な高級である。
マークX(バツ)やクラウンをちょっと化粧直ししただけでボロ儲けできるのだから、トヨタはさすが一兆円企業である。
わかりやすい! ★★★★☆
レクサスのアメリカでの成功には技術、時代背景だけでなく「ブランドの力」というものもあったからと主張し、その理由を詳しく説明している本。ただ、字数が少なく、写真が多く掲載されているため、値段のわりにボリュームが少ないように思える。内容が良いだけに値段がもう少し安かったらと思う。