2005
★★★★★
今様なヒップホップ/R&Bのプロダクションや日本で言うところのフリー・ソウル的な要素を取り入れた挑戦的な3rd。秀逸なメロディ・ラインはそのままに、鳴りを含めたリズム面の充実をして、「カーステで聴いてみると最高だよ」とはメンバーの弁。そんな自画自賛ぶりも思わず納得の2005年ブルー・アイド・ソウル名盤だ。
素敵で軽快なサウンド
★★★★★
とにかくポップで聴いていて、テンション上がります。
ハイトーンなヴォーカルが最高に気持ちいいです。
フランス産だけどヨーロッパ特有の湿っぽさは微塵も
感じさせない。陽気なサウンド。
んー…
★★☆☆☆
きっと流行りに乗りすぎたのだと思う。ファーストに感じられた斬新さはなくなり、どこかアメリカっぽい。いままでのタヒチが好きなら聴かないほうがいいかも。
dance pop。
★★★★★
2000年france発の4人組みpop band、tahiti 80の3rd album。
out kastなんかのプロデュースをしているneal pogue氏を迎え、france indie labelであるatmospheriquesからのリリース。
プロデューサーがhip hop、r&bなアーティストを手がけているだけあって、とても黒くて濃い作品に仕上がっていると思います。
tahiti 80ならではのポップセンスを基盤に、hip hopや80's dance musicのエッセンスが盛り込まれていて、coolかつ踊れる感じです。
今まで以上にbeatやbassが強調されてリズム重視になっているのも、その辺の影響があるんだろうって思いつつ、人力にこだわらず programmingなんかも多用されているのはアツい。
voであるxavierのハスキーで甘ったるい声もクラブよりの今作にとてもマッチしてます。
track4,6,13以外は全部好き。
「グルーヴィー」の一言につきる
★★★★☆
1stから2ndへの動きが深化だったとすれば、この3rdアルバム「Fosbury(フォスベリー)」は明らかに変化といえるだろう。
このアルバムでは1stと2ndにおいてプロダクション面で深い関係を築いてきたアンディ・チェイスが関わっていない。
それはバンド自身の変化に対する欲求の表れであろうし、1st、2ndの路線は一つの完成系を迎えたという事であろう。
ちなみに、アルバムタイトルの「Fosbury(フォスベリー)」とは、アメリカの走り高跳び選手ディック・フォスベリーの名前を引用したものである。
フォスベリーは、それまで挟み跳びかベリー・ロールしか存在しなかった走り高跳びにおいて現代では一般的な跳び方となっている背面跳びを行った初めての選手である。
そんな点からも「変化を恐れずに進もう」というタヒチの意思が感じられる作品である。
このアルバムは「グルーヴィー」の一言につきる。
今までの作品が「グルーヴィーではなかった」という意味ではないが、フォスベリーはグルーブ感が強烈に押し出された作品である。
とはいえ、彼等の最大の武器であるメロディの良さが損なわれた訳でもない。
彼等にとっては良いメロディがあるというのは基本であって、どういうフォーマットにメロディを乗せるかというのが、課題なのだろう。
アルバム内で最も印象に残る曲は先行シングルにもなった「Changes」であろう。
タイトルからしても彼等の意思が感じ取れるが、グルーブの進化とメロディの共存という意味では、一番バランスが取れた作品であろうと思う。
この曲のリズムの気持ち良さとメロディの絶妙なバランスは一度はまると抜け出せなくなってしまう。
これ以外で、個人的に好きな曲は「Big Day」、「Matter Of Time」、「Your Love Shine」、「Take Me Back」、「What Next」