もう一歩踏み込んでほしかった
★★★★☆
CFDが最近普及しているようですが、イマイチその仕組みが理解できずにいて、取引にまで踏み込むことができませんでした。
日本株や225ミニ先物をトレードする限りでは、売買単位が小口化されているのでCFDを使うメリットはあまりないような気がしますが、海外の先物などでは送金の問題もありますし、大口の商品の場合には、小口の投資資金ではレバレッジが大き過ぎる状態になりがちなので、メリットはあると思いました。本書で触れられているハンセン指数先物などの大きな商品は、個人投資家にはCFDなどが使えると良いと思います。
円でCFDの口座を作って、海外の商品を売買したときに、そのプロダクトのエクスポージャーと同時に為替のエクスポージャーも発生すると思うのですが、そのあたりがどう処理されているのかが、結局なぞだったので、その当たりを実例を踏まえて解説した欲しかったです。
一例として世界中の株を保有した口座の画面コピーなどがあれば、それぞれの通貨建ての資産が1つの口座でどのように評価されているか解り易かったと思います。