小林秀雄を読もう!
★★★★★
新字体・新仮名づかいで読みやすい。
大げさな言い方をすると、日本人なら通過しておきたい人物の一人かも。
良い本です。アフォリズム満載。
小林秀雄という人は、簡単なことを難しくする人ではなく、とても正直で率直な人だとすぐにわかります。
小説ではないので、一気に読むもよし、いつも手の届く場所に置いて時間をかけて読むもよし。
難しい言葉や読んでない書籍名などが出てきますが、それを乗り越えながら読み進めるのもまたいいし、
よくわかってる方であれば、またさらに深く読めるのではないでしょうか。
ドストエフスキイ周辺に興味のある方であれば、なおさらオススメしたいです。
下記に目次からいくつか抜粋しておきます。
文学界の混乱
アンドレ・ジイドのドストエフスキイ論
「罪と罰」について 1
アランの事
ジイド著・今日出海訳「イザベル」
レオ・シェストフの「悲劇の哲学」
僕の手帖から
「嘉村磯多全集」
佐藤春夫論
林房雄の「青年」
中原中也の「骨」
「白痴」について 1
レオ・シェストフの「虚無よりの創造」