ヨーロッパの空気に触れて
★★★☆☆
ブルーベック一行はヨーロッパの空気に触れて、それまでのホッピンングな感性がなりを潜めクラシカルな表情の音楽を奏でています。決して悪いわけではないですが落着き過ぎ!?
知的な演奏
★★★★★
ブルーベックがクラシックからの影響をジャズに昇華させた傑作でしょう。
ポール・デズモントのサックスが冴えわたっていて、聴かないと人生の損だと思います。
安い。しかし…安ければ良いというモノでもないかも…
★☆☆☆☆
ブルーベックだし、妙に安いし、買ってみました。
ブルーベックだし、ジャズの大筋において外れは無いと思ってました。
そのくらい信用しています。
ベスト盤でもないですし。
しかし、しかし、これは…
御大、一人で芸術家にでもなっちゃったんですか?
延々と、スイングもなにもないクラッシック気取りの演奏。
そりゃあ、アドリブはきちんとしてますよ。
でも、全く弾まない。
同じテンポで、悪く言えばだらだらとしまりのない演奏。
一枚聞き終わって、あ、終わったの?って、要は聴いてないんです。
おそらくは、ストリングスと全く合わないんですよ。
御大のプレイは。本来。
ところが、小うるさいストリングスに縛られ、縮こまる御大…
聴いてて辛いですよホント。
ほんでもってデスモンドのプレイにも全く生彩なし。
一体全体どうしてしまったんでしょうか。
きっと歴史的にはこの一枚、なんか意味があるんでしょうな。
ジャズ史、ブルーベック史的には。
しかし、そういうスイングジャーナル的史観はどうでも良いですね。
良い音楽か否か、
それだけで評価すれば、こりゃあだめです。
申し訳ない御大。
しかし、嘘はつけません。
ブルーベックってやっぱただの ”スイングしないピアニスト”じゃないっすね!
★★★★★
はじめから私事になってしまい恐縮ですが、ブルーベック・カルテットは結構好きです。 独特の爽やかで、ぬくもりのあるサウンドが聴いていて心地良いんです。 CD屋でこのCDを見たとき買うかどうか迷いました。それはオーケストラとの共演だからです。今までにも他のジャズメンとオーケストラ・ストリングスとの共演盤をいろいろ聴いたことがあったんですが、それぞれの集まりが、ただ別々のサウンドを出しているだけ・・という印象を強く受けていてあまり良くないなと、何となくですが感じていたからです。 でもでも買ってよかったぁー。 我ながらファインプレーでした。 ブルーベック・カルテット+オーケストラでプラスアルファの良さが出てました。 ブルーベックのプレイはオケの美しさのせいか、いつも以上に1音1音が集中して研ぎ澄まされていて、もう本当に美すィーです。 TRACK1のブランデンブルグ・ゲイトって曲を聴いてると音のむこうにまるで中世のヨーロッパの荘厳でよくバランスのとれた情景が見えるようです。 18分以上もあるナンバーですがアっという間ですね。 僕みたくジャズメン+オケの共演盤をあまり好きでない方-ぜひ、聴いてみて下さい。 一聴の価値ありです。二聴ぐらいあるかなぁー・・・。