ターバンの御大に恐れることはない。良い一枚です。
★★★★★
何となく、ユーラシアなる語感がやばそうで、
ターバンを巻いて悦に入る御大のお写真もますますやばそうで、
怪しげなエスニック音楽を聴かされるのではないか、と、
ついつい最後まで手のでなかったこの一枚、
しかし、ブルーベックカルテットのコロンビア録音にそんなに外れが有るはずもない、と、
ついに買ってみました。
安かったですし。
結果、
ご安心下さい。
大変ノリの良い、安心して聴けるブルーベック節全開の一枚でございました。
特に4曲目、
恐らくは、誰もが「あ、これどこかで聞いたことある」
という一曲でしょう。
デスモンド氏のサックスも気持ちよく吹けあがっています。
正直、ラストの6曲目、インドっぽい一曲、
「カルカッタブルース」は、好みが別れるかもしれません。
でも、それでも、怪しげなエスニック音楽には決して堕していません。
きちんとジャズです。
結論としては、安心して手を出すことをお薦めできる一枚でした。