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日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))

価格: ¥864
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川書店
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一度は読んでおきたい日本人論 ★★★★☆
新聞の書評でたまに見かけるので手にとってみた。
遊牧民とは違うルーツをもつ日本人。真似するということ否定的な感覚を持っていたが、「隣百姓」の話を通して違う視点を与えられた。模範通りに出来るというのは、的確に真似する技量、技術を持っているということだ。真似は訓練だ。
また全員一致は無効というサンヘドリンは面白かった。日本では全員一致でも誰も疑問を持たないから。
日本は他の国・他の民族からどう見られているのか。世界で中国やインドの存在感が増し、日本の存在感が薄くなっている今、改めて読むと面白い。聖書の知識があれば、もっと面白く読めるのにと、自分の知識の無さを残念に思う。
概ねトンデモ本という扱いでいいのでは ★☆☆☆☆

ユダヤ人及びユダヤ教徒に対し特段知識があるわけではないので、そういった方面からの指摘は出来ないが、このような形で日本人が外国人に仮託し物すしかなかったことに何らかの意味があるのか、と考えてしまった。
勿論詐称は良くないが、そうすることに何らかの意味があると氏は思ったのだろう。
日本という国があるからこそ日本人が国外でも親切に扱われたり、気持ちよく暮らしていけるというのは、信じたくない人もいるだろうがまぎれもない事実だろうし、そういうことを指摘するには国を持たないユダヤ人に仮託するのが最適だったのかな、などと思った。

日本人=日本教徒というのは、日本人のキリスト教徒を知ると案外納得できるものもある。

ウソも百編言っておればホントになる、というお話。 ★☆☆☆☆
「日本人は水と安全はタダだと思っている」
この言葉にナルホド!と感じる人は多いかも知れないが、果たしてそうか。
かつて農村の水騒動で人死にまで出たことは数多くの記録にも残っているし、私の住む河内平野にも水にかつえた先人達が掘ったため池が無数にある。安全がタダだって?笑わせるな。飢えが元で殺し合ったり果ては食人さえ起きた記録などいくらでも残っているし命がけで一揆や直訴に挑んだ祖先達だって沢山いる。

実在するかどうかも判らないエピソードで全体を規定する手口によって誰が利益を得るかを考えるのにはある意味良書と言えるかも知れない。
うーん ★★☆☆☆
恥ずかしながら、山本氏のことはつい最近知りました。
単純に「日本人褒められてウレシー」と浮かれていた自分の浅はかさが恥ずかしいです。
読み物としては面白いと思うのですが、外国人のふりをした日本人が日本人を「世界一流の〜」的な表現をしている点と、ユダヤ民族に対する間違った知識を堂々と書いてしまっている点が引っかかります。(前者は、日本人特有の卑屈さのせいかもしれないです)
書物の内容を全て鵜呑みにすることは愚かかもしれませんが、疑いながらの読書は苦痛です。

これから「外国人の目から見た日本」系の本は、作者さんが本当に外国人なのか確認してから手に取ろうと思います。

余談ですが、「貿易商を営むフランス人」という設定で書かれた日本・日本人に関するエッセイシリーズも、実は作者は日本人(外国人の協力者も結構いりゃっしゃった模様??)だと知り、己の無知ぶりに凹んでいます。
ただ、とある「韓国人が韓国の欠点を訴える」系の本が、署名こそ単独の韓国人の名前を使っていますが、実体は複数の韓国人からの取材を、ひとりの日本人が編集してまとめた、という話は不快でした。
日本人論としては秀逸 ★★★★☆
山本七平氏がユダヤの視点を通して日本および日本人とはどのような国(国民)かを論じている本書。大ベストセラーでありながら痛烈な批判本もでて議論を巻き起こしました。レビューをみても否定的な評価が多いようです。
しかし私には、日本(人)論としては秀逸で興味深く読むことができました。特に、「日本教」という視点、そろばんになぞらえた「日本語」論は面白かったです。
確かに引用している書物の解釈に嘘が混じっていたり、キリスト教やユダヤに関する記述のところで気に障る表現も(読む人によっては)あるのでしょうが、私の関心は山本氏の日本人論にありましたのであまり気になりませんでした。その存在自体を全否定されるような悪書ではないと思いますが。