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身代わり伯爵と伝説の勇者 (角川ビーンズ文庫)

価格: ¥480
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川グループパブリッシング
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失恋に繋がってます ★★★★☆
シアラン編が気になるのに主にアルテマリスの話で、つまらなくはないんだけど、ちょっとう〜ん…と思ってましたが、『失恋』を読んで、求婚と失恋の間でちょうど良かったのかな?と思いました。
身代わりシリーズはストーリーの時間軸が短いから、合間というか外伝というかの話を出すのが大変な気がします(だってミレーユとリヒャルト出会って一年経ってないよ)。
やはり本編を期待しつつも身代わりシリーズが読めればそれで我慢しようかな…って感じかな。
新しい発見もあって決してつまらなくはないですよ。
面白い ★★★★★
本編を楽しみに待っていたのですが、短編集です。
だけど、面白い!
とくにタイトルになっている
「身代わり伯爵と伝説の勇者」は読んでいて吹いてしまいました。
フレッドの良さも悪さも面白さも出ています。

色々と頭が回りすぎです、フレッド。
フレッドファンには必見の一冊になると思いますw
どの話もクオリティが高いです。

特にジークとリディの話は興味深かったです。
身代わり伯爵の短編集☆ ★★★★☆
双子の兄・フレッドの身代りとして、
ときどき男装させられている女の子ミレーユの
恋と王宮いろいろ物語。
今回は短編集です。
収録は雑誌掲載作品が3作と、書き下ろしが1作です。

「結婚」の直後の、運命の人がうつるという鏡がきっかけの
ミレーユとリヒャルト、セシリアとフレッドのお話、
「結婚」と「挑戦」の間の、フレッドが魔物を退治しようとするお話、
「決闘」の後半の時系列の、ミレーユが第二王子ヴィルフリートと街へでかけるお話、
王太子とその婚約者のなれそめのお話が収録されています。

ミレーユとリヒャルトのちょっとあまめな雰囲気とともに
フレッドの活躍が目立ちます♪
いつも楽しそうなフレッドらしい「伝説の勇者」が特によかったです。
でも「薔薇園の迷い子」ではちょっと切ない、です。
「薔薇園の迷い子」を読むと、「運命の鏡」で王太子が
婚約者に鏡を試さないでくれと言っている気持ちがわかって、苦笑。
全体的に、初期のころのような、どたばたモードの雰囲気でした。
身代わり短編集です! ★★★★★
雑誌で読んだことのある短編も収録されていたんですけど、ステキな挿絵が付いていたり、書き下ろし短編もあったりと満足しました!
どの短編も好きなんですが、やっぱり「運命の相手がうつる鏡」をめぐる話が一番好きです。ミレーユとリヒャルトの
さり気ないやり取りが甘くて甘くて・・・!しかも無自覚な面があるのがじれったいというか、この二人ならではの
甘い展開が醍醐味です・・・!書き下ろしのジークの短編も良かったです。リディエンヌ様が色んな意味でスバラシイ性格でした。
そしてリディエンヌがジークが無意識に付けてしまっている仮面に気づいて心配するシーンは、ジークにとっては大きな意味があったんだろうなあと思います。二人にとっては恋のときめきもモチロンですけど、それよりも初めて本当の自分を見抜いてくれた・・・っていうのが
惹かれあうきっかけになったんでしょうね。

他にも、リヒャルトとジークが実はけっこう仲良しというか、深く真剣に思いやり合っているのが分かってじんとくる場面もありました。
本編じゃあまり見ることのできなかった二人が凄く印象的でした。そういえば従兄弟なんですよね、この二人。
この二人の短編も読んでみたいですね・・・!そしていつかフレッドのリヒャルトやジーク達との出会いも読んでみたいです。
ミレーユの素敵で愉快な仲間たち! ★★★★☆
身代わり伯爵シリーズ初の短編集ということで、とても楽しんで読めました。
ミレーユとリヒャルトの甘いラブはちょっとサブメイン寄りですが、
仲間たちの心情や背景を面白さとちょっとの切なさを織り交ぜて語られていて
読み応えがありました。

ヴィルフリートがメインの話は、ミレーユの天然鈍感ぶりと発想の斜め上さ加減、
リヒャルトの護衛としてだけでない追跡ぶりが面白かったです。
そして着ぐるみ王子は生粋の王子様ですが、驕りを知らない本当に素直で男前な子
だな、という事を改めて思う話でした!着ぐるみもとても可愛いです。

ジークがメインの話は、ジークとリディの馴れ初めを中心に、ジークとリヒャルトの
お互いへの思いが少し浮き彫りになるお話でした。
そのせいか、読んだあとはジークの事がより一層好きになれる話でした!
飄々としたちょっと策士の色男かと思っていましたが、リディとのやりとりの間で
実はとても優しい人だということを感じられます。
そして何気にリヒャルトとジークは似ている点が。本命の女の子には意外と押しが弱いとか、
相手に振り回されているようで、実際は自分が振り回している所とか、ですね(笑)

また全編を通して、フレッドが魅力的です。彼も、脳天気でちょっと黒く見せていますが
本当は仲間思いで、優しい人です。「愛は安売りしない」という言葉は本当に彼らしい。
セシリアが惚れるのも当然ですね(笑)そしてリディとのお話は少し切なかったです。

ただ、どの話も本編に比べてやや小綺麗にまとまってしまっている感じでした。
けれど本編でミレーユとリヒャルトの恋騒動が巻き起こっているので(笑)
本編と一緒に読むととても楽しめると思います。