妙子は華麗まれな美貌の持ち主でオートクチュールの服飾店のオーナー兼デザイナー。友達の鈴子はレストラン経営者。信子は映画評論家。共に離婚後、月一回の定例の女だけの会"年増園"を持ち、互いの男たちの話等をフランクに話し合って楽しんでいた。そんなある日、年増園御一行はゲイバーへと足を傾けた。そこのニヒルでかっこいい美青年、千吉に妙子は一目惚れをする。千吉は金さえあれば老男老女でも床を共にするというほど荒んでいる。しかし、元貴族出身の妙子はその生活のギャップに戸惑いながらもひたすら千吉を愛する。千吉は自分の我を通しつづける。そんな二人は猫と鼠。妙子は千吉をひたすら追い求める。
しかし、妙子にも鼠になるチャンスはあるということを付け加えたい。また鼠は時と!して猫を突き放すかのようである。猫の幸せのために・・・