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三国志〈12の巻〉霹靂の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川春樹事務所
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超雲、死す ★★★★★
超雲も死んだ。本当に残るは孔明だけ。あと1冊だと思うと、読み終えたくなくなるなぁ。この物語がずっと続けばいいのにって思うときがある。
司馬懿と諸葛亮 ★★★★★
 どちらも、英傑死後の国を支える柱でありながら、北方三国志では、その性格は実に対照的です。

 司馬懿は、陰険で狡猾で冷酷。倒錯した性癖を持ち、秘めた野心がある。
 諸葛亮は、天才的頭脳と非凡の才をもちながら、どこか純粋でもろい部分も持つ。

 正反対の両者に唯一共通しているもの、それは天下への志。しかし、志の裏に縫いこまれた想いは、対極。司馬懿は、司馬家のため。諸葛亮は、万民の安寧のため。
 利用できるものはすべて利用し、魏で着実に自らの地盤を固めていく司馬懿。わが子のように慈しんだ馬謖を失い、唯一弱音を吐ける相手であった趙雲を亡くして、一人きりになった諸葛亮。

 両者の最後の決戦が始まります。

そろそろクライマックスへ ★★★★☆
十二巻では、諸葛亮が南蛮を平定しに行くところが描かれていきます。
そして十二巻のラストには趙雲が病死してしまいます。
そして北方三国志はクライマックスを迎えます。
この十二巻の見所はやはり孟獲の心を攻め南蛮を平定する諸葛亮を書いた場面です。三国志を始めてみる人でもお勧めできます。