<泉>だが彼はそこに便器ではなく洗濯機を仕掛けるだろう
★★★★★
吉岡実の詩は 面白い、
そう先ずはそのリズム、 韻律調子 視姦では得られぬ躯
そして「洗濯」された、 言葉
彼は距離をうまく操作する。
自我を梱包し、 物体を素描し、 すべての概念を肉化して犯す 姦力 <泉>
それこそ吉岡実の感受性であり、 かの祝祭的な乱交パーティーへの誘い。
自動筆記とは相容れぬ、 <泉>
だが吉岡実はそこに便器、 を横目に洗濯機をおいたのだ と、思うのね。
彼は、ふと満州を想起し、 草の繁みに消え去ったし (伊達得夫さんの作家論必見!)
固有名では、 「アリス」「ハンス・ベルメール」なんかが でてくるよ
とても素敵な詩人だと思うので興味 あればぜひ
なんだか くせになる <泉> です。
そのほか
大岡信との対話 伊達得夫、種村秀弘、入沢康夫の作品/作家論 どれもいい感じ。
さあ 源泉詣ででストリップ でもいこうかしら