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ゴブリン娘と魔法の杖―魔法の国ザンス〈15〉 (ハヤカワ文庫FT)

価格: ¥987
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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彼女の下着の色は何色か? ★★★★★
魔王ザンスのハンフリーへのこの問いが今ではザンス最大の謎になっている様です。

さて、今回の物語は2つのパーティーに分かれて進行します。
直接関連の無い一行の話が交互に出てきますので、読んでいると少し混乱するかもしれませんが、ストーリィとしてはそこそこ面白かったです。
今回の見所はジェニーのねこ。探し物を追いかけていく猫のサミーは今回も大活躍です。この猫が初めて登場した時はなんとも思いませんでしたが、だんだん好きになってきました。突然駆け出すねこと、それを追いかけるジェニーの様子が見ていて楽しいです。メトリアもちょこちょこ出てきますが、マッチ売りの少女に扮したメトリアはかわいかったです。あとはそうですね、ザンス王家に大きな変更、改変、改竄?がされることです。

解説は谷山浩子さんがされていて、他の方のレビューに「最悪の解説」と評されていましたので興味深く読ませてもらいました。
私は逆にあの解説は良かったと思います。1巻とそれ以降のザンスの作風の違いはその通りですし、カメレオンの呪文ではじめてファンタジーものに触れた方にはあんな風に感じるのかもしれません。私はいくらか免疫があったものの、冒頭ではあんな感じがしました。
実はこの本を読み終えた時の評価は☆4にしようと思ったんですが、解説を読んで☆5にしました。
ゴブリン娘の挑戦! ★★★★☆
ゴブリン娘のグウェニイ。
ゴブリン初の女性首長になるべく課題に挑戦します。
しかし、その相手が性悪の男ゴブリン代表のゴブル。

相手のずるや妨害に負けずに課題をクリアできるのか!

わりとメインストーリーが最初から明確になっている巻です。

チェやジェニーとの友情も見所です。

メラやオクラたちのストーリーも絡んで、女性陣が活躍する巻と
いえます。
異種族たちの不思議な世界 ★★★★☆
翼のあるセントール(上半身は人間、下半身は馬)のチェ、二つの月のある世界からやってきた4本指のニンフのジェニー、自由に人になったり蛇になったりできるナーガ族のナーダなどなど。作者の思いのままに魔法の世界ザンスが展開していきます。 この物語のパターンとして、よき魔法使いのハンフリーに自分の質問に答えてもらおうと、彼の城へ主人公たちが旅をするところから始まります。今回は3人ずつのグループです。なにやらそれぞれの運命が関係しているようですが、それは読んでのお楽しみ。 このお話も15巻目で、最初の主人公ビンクの子供のドオアが現在の王で、その息子のドルフには双子が誕生しました。14巻も読めないという方は、14巻目からお読みください。14巻ではこれまでのお話を振り返る場面がたくさんでてきますので。
未亡人のセクシービーム ★★★★★
海の中で、「やはり夫がいるわ」と未亡人の女人魚のメラは思い立ち、メラは尻尾を二本の足に変え、陸地へと降り立ち、ハンフリーの元を訪ねることにした。

一方、翼あるセントールの家族と一緒に暮らしていたグウェニィはゴブリンの首領だった父親が急逝したため、ゴブリン山に帰らなければならなくなった。グウェニィは首領の後継者の座を得るため、異母弟ゴブルと争うことを決意した。
チェとジェニーの力を借りて、グウェニィは様々な試練に挑戦する。

人食い鬼のオクラは相当に作者の思い入れがあるキャラクターで、健気で可愛らしいです。
シリーズに相応しく、人食い女鬼としての自覚を求めて旅をしました。
メラ、オクラと旅するアイダは、他の二人に比べると陰が薄いのですが、ニンフと沼カワウソに育てられたせいで、イマイチ、人生が薄っぺらいのですね。

いつも元気なジェニーを抑えて、今回はグウェニィを中心に旅をしましたが、健闘したものの育ちのいいお嬢さんなので、メラたちに(メラのお色気に)インパクトで負けたようですね。
結局、メラとそのお色気が、この本の大半を占めているような気がします。

最悪の解説 ★★★☆☆
内容に関する評価はともかくとして、谷山氏の解説は、最悪だ。
無論これは肩のこらないファンタジー小説だ、読者も難しい書評なぞ求めてはいないのは違いないが、最初の3刊しか読んでいなかった、と平然と書ける神経がわたしには理解できない。
素朴な感想を書くだけなら誰にでもできる。

間の11冊を読んでおらず久しぶりにこのシリーズを読んだのだとしたら、
普通の感覚ならその年月に驚き、そして原書がまだ続いているのか気になるのではないだろうか。そして、ほんの少しでも責任感があるならば、この「ゴブリン娘と魔法の杖」が、何年前に出版されたものか調べ、驚くのではないか。