本書で初めて中村天風の教えを読んだ。

私が理解した中村天風の教えの真理は、「全ては心の持ちよう。人生どのような局面にあろうとも、いかなる事情問わず常に積極的な心の力を以って苦を楽しむ境地に立ち、人生を切り拓いていこう」というものであるが、これはナポレオン・ヒルの『【携帯版】思考は現実化する』に通ずるものがあると思った。古今東西問わず、成功哲学を突き詰めると、同じところへ行き着くのだろうか。

読む人全てに強い心の力を与えるであろう内容だが、非常に難しく感じた。正直どこまで深く理解できたかは分からない。私のような天風哲学入門者は、何度か繰り返して読む必要があるのだろう。読み返して理解が深まるにつれ変更するかもしれないが、現時点ではこの難しさ故に中程度の評価としておきたい。

今日は、日曜日です。今朝は早起きして、本を読んでいました。本書は、あの《松下幸之助》氏やあの《稲盛和夫》氏に絶大な影響を与えた、日本の成功哲学の第一人者《中村天風》氏の名著です。《人間はどう生きるべきか?》、あるいは《人間はどうすれば幸せになれるのか?》という人生の重要問題が、神秘的かつ哲学的な言葉で余す所なく語られています。その意味では『天風瞑想録』という副題が、まさにピッタリの本です。中村天風氏の成功哲学の神髄が凝縮された、素晴らしい名著だと思います。

「人生は心ひとつの置き所」
この価格で「真理」を知ることが出来ます。
なんと言う奇跡でしょうか！
私は数冊持っています。そして機会ある毎に繰り返し読んでいます。
自宅、会社のデスク、車の中にも置いてます。
縁ある人には何冊もプレゼントしました。
私は天風さんの著作の主なものはだいたい持っていますが
（１冊一万円の本も数冊あり）
「天風哲学」入門編でもあり、しかしそれにとどまらず
真理を目からウロコが落ちる如くに説いてくれています。
この本に出会えた事は感謝に堪えません。
病をお持ちの方、心になんらかの悩み苦しみを抱えている方にこそ
是非読んでいただきたい。
誰に頼らずとも自分自身で自分自身を救う事が出来るのです。
自分という存在はそれほど価値高い存在なのです。
必ずそう思うようになれます。
心が強くなれます。
真理を求める人には、老若男女を問わず誰にでもそれが示されると思います。
あなたも「真理」を知り「人生」という実践の道へ歩みを進めませんか！

　ある速読の本に「速読を体得するには、同じ本を50回読み返すこと」とあった。読み返すたびに速度が上がるので結果的に速くなる、とのこと。私の読書速度は分速３‾４ページくらいだが、さらなるスピードアップを求めて実行することに。
　しかし50回読み返せる本と言うのはなかなか無いものだ。たいていの本は3回、良くても5回くらいで飽きてしまって、読むのが辛くなる。

　その中で、50回読み通せたのがこの本だ。文章にリズムがある上、読むたびに学ぶことがあり、読み飽きしない。50回読み終わった現在でも、折に触れて読み返している。
　天風師の本はたくさん読んだが、この本は天風哲学のエッセンスを最もコンパクトにまとめた本だ。それだけに内容は深く、なかなか汲み尽くせない。天風哲学を知るのに、最初に取り付く本としては難しすぎるかもしれない。むしろ、多くの本を読んだ後で座右に置きたい一冊というところ。

　なお、読みながら何度も立ち止まって考えていたせいか、50回読んでもスピードアップしなかった。この本は速読の練習には向いていない（笑）。

　この本は、中村天風の講演をもとに作成され、何事も言い切る天風の激しい言葉が聞こえてきる臨場感あふれる本です。

　天風哲学は、天風自身が、命を失う病気を治すために世界を旅し、アメリカで医学、イギリスやフランスでも科学を学んだけど、それで病気を癒すことができず、最終的にインドにて、心の修行を行い、結果的に病気にうち勝った経験によりつくりあげた哲学です。

　内容としては、宇宙にはエネルギーのような宇宙霊があり、その宇宙霊は、我々の心（意識）とつながっています。

　そのエネルギーこそが我々の体を動かすのであって、エネルギーさえとぎれなければ器である肉体が多少へこたれても大丈夫。

　宇宙には、ルールがあり、そのルールに逆らって生きることは、困難であり、宇宙のルールに従って生きるべきだと天風は説きます。

　そのルールこそが、この世は創造こそが第一原理なのだから、宇宙霊である人間の心のエネルギーを活性化させ、創造を行うことこそ人間のあるべき姿であり、その活性化させる方法こそが天風の説く方法です。

　たとえば、イヤなことがあっても、良い方向に考えること、また、マイナスの言葉を発しないことなどです。

　結果を思い悩むのではなく、自身を活性化させ、創造する力を造り上げることこそが、天風の悟りと言えそうです。

　天風の激しいまでも元気の出る言葉を一度読んでみてください。