韓国のソフトメーカー、Softmaxが開発し、当時の韓国PC市場では異例の売り上げを記録したRPGが、約6年の時を経てPlayStation2に登場。「新ソフトウェア大賞(情報通信部長官賞)」、「ソフトエキスポ'98商品賞コンテンツ(国務総理賞)」など数々の賞を受賞した作品で、日本ではDreamcast、PCソフトに続いての移植になる。
物語の舞台となるのは、かつて人類と神々が光と闇の陣営に分かれて争ったといわれるアンタリア大陸。当時の大戦を研究していた学者シラノ・バーンスタインが、「禁書」を研究した罪で投獄され、14年という長き強制労働の末、脱獄に成功、その後自分を陥れた者たちへの復讐を行うという内容になっている。
このPS2版はオリジナルの移植に終始せず、数々の改良がなされているのが特徴。ビジュアルやインターフェイス、BGMのクオリティーアップはもちろんのこと、プレイ環境の向上や一度流れたムービーが閲覧可能になる「ムービーモード」の追加、さらには新たな魔法やアイテムも導入され、以前プレイした人でも一味違った感覚が味わえるようになっている。
なお、この初回限定版にはゲーム中の楽曲42曲が収録された「プレミアムサウンドトラック」が同梱されている。(田村 雅)
ストーリーと音楽がとてもいい。
★★★☆☆
重苦しいストーリーが好きな人にはオススメの作品。原案がモンテ・クリスト伯だけあって、決して幸せな話ではない。
サウンドも綺麗。すごくいい。連弾で弾かなければ曲が完成しないと言う、そう言う設定もステキ。
イベントもちょこちょこあってそれもいいと思う。
悪い点はそれ以外・・・
システムが最悪。古臭さを除いても、悪い所ばかり目立つ。
マップの使い回し、キャラ絵は1枚だけ、戦闘が時間が掛かりすぎて面倒(エンカウント率が低いのでそこはマシ)、戦闘に戦略性が無い。
攻撃方法がいくつかあるのに、違いが全く分からない。装備方法がやりにくい。
文字が小さすぎで読めない。
システムは最悪ですので、ストーリーを楽しみたい人にはオススメです。
私は好きです。ストーリーと音楽が・・・
秀逸さが光る
★★★★★
名作イースを産み出した日本ファルコムからの移植作。
設定がとにかく凝ってます。
人間と暗黒神、光の神々との存亡をかけた戦いが前史となり、それから人間が築いた帝国の内外の紛争からが物語の始まりとなります。
復讐がメインのテーマであり、主人公のシラノを中心にストーリーは進む…はずなんですが。
むちゃくちゃ自由度は低いです(笑)
殆ど一本道で行く場所もごく限られてます。
それどころか、二度と行けない場所が多数存在するので窮屈に感じるかもしれません。
しかし、それを補って余りある重厚なストーリーと音楽、キャラクターの良さ。
ハッキリ言って最近のプレステ2の作品が陳腐に見えるくらいです。
埋もれさせるにはもったいない名作ですね。
音楽カッコいい
★★★★★
基本PCの移植なので万人に受けるRPGではないですが、日本ファルコムの作品が好きなら楽しめると思います。戦闘やマップなどは及第点ありですがキャラクター・音楽が優秀なので 腰を据えて遊ぶには持ってこいの出来です。同梱のCDの出来が良いのでお得感を求めるなら、CD同梱版をお薦めです!
重いストーリー
★★★★☆
主人公が復讐のために進むと言う、それだけで既に重いストーリー。
少なくとも心弾む冒険譚とは言えない。
残酷なのは嫌だと言う方は多分気に入らないと思う。
エンディングは3つくらいあったと思いますが、終盤に出てくる
選択肢を2,3回選ぶその選び方だけで決まってしまうのはちょっと。
あとはマップ。同じマップを使いまわしている場面が非常に多いので
こまめに現在位置を確認しないとすぐに道に迷うのが難点。
心に響きます!!
★★★★★
人間の心の奥を見せたようなストーリーです。とりあえず感動します。普通に感動します。アドベンチャーとしてでも普通に楽しいと思います。