優しげな表情の中にも、大道を歩む素質を備えた少年王子。 彼を支える若く逞しく個性的で、知性も品位も併せ持った家臣たち。 アルスラーン陣営に相対する人物達の印象的な姿。 大きなうねりを見せる「歴史」という舞台。
現在氾濫する多くの「歴史ファンタジー小説」を様々な意味で確立させたのが、この小説でしょう。そして、これをこえるファンタジー小説(若手の書き手)は、残念ながらまだ存在しておらず、“類似品”ばかりで物足りない。。。