期待どおりの典型的なECMサウンド
★★★★☆
Towner、Garbarek、Weber、Christensenという強力なクァルテットによる1974年リリース盤である。ECMがレーベルとしての個性を完全に確立していることが明らかになるサウンド、演奏であり、リスナーの期待を裏切らない快演盤である。まさにこの4人ならではの響きであり、これぞECMと言いたい作品。本作の好評を受け、この4人としては第2作"Sound and Shadows"を後にリリースするが、そちらもECMファンにはたまらない作品。ECMでのTownerはソロ作品も"Solo Concert"を筆頭に名品揃いであるが、こうしたコンボ作も魅力十分。つくづく駄作のないプレイヤーである。