当時、宇多田・aiko・椎名林檎…と優れた女性シンガーが沢山出てきた。
矢井田瞳もこの世代の一角を担うシンガーソングライターの一人だろう。
ただ矢井田瞳の最初のヒットアルバムは上の３人とは決定的に違う。

一言でいうと『荒い』のだ(悪い意味で書いているわけではない事を理解してほしい)

センスはある・でも完成されていない、この未成熟な感じは当時の彼女の個性だったと私は思うのです。
シングル曲のB'coz I Love You・My Sweet Darlin'は良い曲だと思いますが
アルバム全体の完成度は正直それほど高くない、ただ当時はそれが彼女の持ち味だった。

そりゃ単純に良いアルバムを聞きたいなら後期に出したアルバムの方がいいと思いますよ。
ただ彼女の魅力が詰まった『輝いている』アルバムは１st〜2ndでしょう、と私は思うのです。

やっぱアラニス色強いなあ。メロディもそうだけど、音も。どこまでも伸びていくかのよう透き通ったボーカルは魅力的だけど、楽曲はセカンドに比べると矢井田瞳独自の世界が完成されてるとはいえないと思った。アレンジが派手だからごまかされてるけど、曲自体はわりと普通。しかしこの声はかなりのものですね。まったく曇りがない。ちょっと声聴いてるだけで青空の下にいるかのような気分を味わえるほどです。この才能は貴重。ここら辺はキャラがかぶってるとかいわれてた林檎にはまったく出来ない芸当でしょうね。安かったし、My Sweet Darlin’が聴けたし、星４つで。

　今の旬な世代の人が、ご存知かどうかは、想像しようがないが、ダリダリーンと歌っていた頃の矢井田は、生意気ではあったけれども、可愛くしかも、カッコよかった。そんな彼女のアルバムだ。僕を信用できる人は、イチカバチカ買って見て。

個性的で伸びやかなボーカルと、無国籍風のサウンドが彼女の持ち味だと思うけど、
デビューアルバムであるこの作品では、まだその魅力が十分に発揮しきれていないように思う。
ボーカルは今よりも薄っぺらい感じがするし、曲も勢いに任せて突っ走っているようなものが多いため、
２ｎｄアルバムと比べると、少し聴き辛いかも知れない。でも、「How?」「I like」はオススメ。

１曲１曲がコンパクトにまとまっており、
１曲の収録時間が短いです。アルバム全体で４０分くらいです。
音楽的な事はよく分からないですが、
ロックを中心に置いた様々な音楽表現にチャレンジしているようです。
飽きが来ない作品だと思います。
歌声は表現が豊かで上手だと思います。
歌詞は恋愛の事ばかりです、
一歩引いた所から情念を描いたような表現だと思います、
理性的な普通人が頭の中で想像した情念の世界というか。