良書です
★★★★★
日本にもサービス・マーケティングの良書はありますが、この本は欧米が中心のサービス・マーケティング研究において、新しい知見がカバーされている本で、興味深い1冊だと思います。価格が高いので正直迷いましたが、買って良かったです。サービスを勉強されている方にはお勧めします。
日本の就業人口の7割がサービス業に関わっている今、日本人は、価値あるサービスの安売りはしないなど、高い収益率が得られるサービス業という体形に全体を変化させていく必要があると思います。
日本のサービス・マーケティング研究者の近藤先生や芳賀先生が指摘されていますように、日本のサービス概念にはまだ混乱がみられ体系化がなされていない状況にありますが、この本で自分自身の頭の整理がつくきっかけになるのではないかと思いました。
そうそう、P139にロシアの格言が載っていました。
「市場における二つの愚考とは、
安すぎる値段をつけることと、高すぎる値段をつけることである。」
全く仰るとおりですね…。
まだ読み終えておりませんが、良書だと思います。
以下もお勧めします。
サービス・マネジメント入門 第3版―ものづくりから価値づくりの視点へ
サービス・マーケティング入門 (日経文庫 E 50)
サービス・クォリティ―サービス品質の評価過程
サービス・マーケティング入門
サービス業のマーケティング―理論と事例