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疑惑のアングル 写真の嘘と真実、そして戦争

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 平凡社
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テーマが絞りきれず、残念 ★★★☆☆
書名から受ける印象と、内容はかなり違う。書名のような内容を期待するなら同じ著者の「新版写真のワナ」を薦めます。第3章は別のテーマだと思うし、第4章はむしろ「戦争とプロパガンダ」だと思う。沖縄の問題は迫力ある記述なので、この問題に絞って、あとがきにあるように「疑惑の構造」として出版したほうがよかった。著者はカメラマンだけに写真報道の問題を色々からめたかったのであろうが、かえって論点がぼけてしまった感がある。それにしても編集者は何をやっていたのかな。ふつうは編集者がもっと整理するのに。とにかく新藤ファンとしては残念な1冊であった。
割と知った写真も多いが・・・。 ★★★☆☆
ロバート・キャパ、ケビン・カーターの超有名写真や、上海の日本軍虐殺「証拠」写真、横田めぐみさんの「偽造」写真など割と有名モノ多し。

冒頭の3億円事件犯人のモンタージュ写真の真相など、オっと思う部分もあったが全般に「疑惑のアングル」に該当する写真がちょっと少なくて寂しい印象。