夢のロケット
★★★☆☆
高校時代からの夢はそのままに色んな思惑がありながらも、実際にロケットを飛ばして実現したメンバーの情熱がアツかった。
何よりも夢がある
★★★★★
文章のおかしい箇所がある、ミステリーとしては詰めが甘い、
現実離れした設定など、気になる点はあるのだが、何よりも
この作品には夢がある。
欠点もあるのだが、それを補って余りある何かを持っているの
である。良い作品であると思う。
少年の頃の夢、宇宙への憧れを、大人になっても追い求める
主任公達の物語は、非常にさわやかである。
読み終わった後でも、もっと続きが読みたくなる。
面白いです・・・が
★★★★☆
気になったのは文中の口語。
高校時代の同級生、しかも仲の良かった連中に「です、ます、はい」みたいな丁寧な言葉は使わない気がするんですよね。「ボク」という一人称も文章中ならまだいいけど、口語なら「オレ」。その辺が気になりました。
中身はおもしろい!の一言。あまり知識がない私でも楽しく読めました。と同時にうらやましく。いつまでも少年の心を持ち続けるのは大変だけど、あることをきっかけに再度持つことも可能なんだなとかんじました。
大人になった人に読んでほしいですね。
そこまで面白くない
★★☆☆☆
作者による知識自慢が鬱陶しかったです。
もっと簡潔に説明できるはずなのに、
わざと回りくどい感じで自己陶酔しながら
ロケットの部品やら燃料などの話をします。
それが10ページ程度なら我慢できたのですが、
100ページくらいあるのではないでしょうか?
何度も「また説明か・・・」と思いました。
しかもその知識を知っても作中ですら役に立ちません。
こういう豆知識は最初か最後に辞書風に書いておいて、
興味のある人にだけに調べさせて読ませるべきだったと思います。
大人でも、こんなに夢中になれる
★★★★★
高校天文部「ロケット班」の5人の少年たち。一癖も二癖もある彼らは、何とか本物のロケットを宇宙に送り込もうと四苦八苦の取り組みを続けたのでしたが、残念ながら、その奮闘が報われることはありませんでした。
卒業後、それぞれの路を歩み、各自の持ち味を活かして各分野で活躍中の彼らですが、三十路に入った頃、かつての夢の続きを追うために再び宇宙への挑戦に立ち上がるのでした。技術的な困難や予算面での厳しい制約に加え、ミサイル製造を行う過激派との関係に目をつけた公安当局までもが彼ら元ロケット少年の行く手に立ち塞がっています。高まる緊張感と些かの謎を孕みつつ、彼らのプロジェクトは一歩一歩実現に近づいていくのでした。
この小説がどこまで現実的なのか、いろんな捉え方があることと思います。でも、自分もこんな夢を見てみたい、何かに夢中になってみたい、という気持ちは、読者誰もが抱く感慨なのではないでしょうか。読後感は限りなく爽やかです。
また、宇宙開発やロケットに関して、平易で丁寧な説明がさりげなく散りばめられており、「宇宙ファン」が読むにも十分耐える内容になっていると思います。
若き日の真摯な情熱を思い出してみたい方や、宇宙を愛する向きには是非一読をおすすめしたいと思います。