どれも好きな曲ばかりだが、特に10曲目のIra di dio(神の怒りに）は、
Atylantos（Carmine Meo2)のBellezza Divinaとともに、人生で出会った
曲ベスト10に入るぐらい。この１曲の中に、希望と絶望、怒りや悲しみなど、
全ての感情が入っている。要するに感情過多なのだが、ドップリはまれば
ギリシャ悲劇のような強力な吐瀉作用を起こしてくれる。最高の一曲。
泣いて下さい。

テレビ東京の「美の巨人たち」を見て，その音楽集を購入したが，そこに収録されている曲だけでは飽き足らず，このアルバムを購入した。その結果，買って良かった。エンヤやエニグマ，ミランダ・セックス・ガーデンと言った類いの曲を好んで聞いている私にとって，このカルミネ・ネオ(1) もまた，とてもすばらしい作品だ。とくに，渇いた土地に雨が染み込むような，清流に身体を浸したような，そんなサウンドとボーカルの心地よい陶酔感を感じられる。