ちいさいプロペラ機と大きなジェット機の物語
★★★★★
子ども向きのプロペラ機の絵本
絵本などの福音館書店の傑作集だそうです。
手もどの本も1989年初版で既に6刷ですので安定して読まれている
絵本だと思います。
話の筋は、小さいプロペラ機が大きなジェット機と比べて、落ち込んで
そして思い直して大きな青い空に飛び立っていくというストーリーです。
絵がいわゆる、「絵本の絵」で特徴が無いのですが、その特徴のなさ
がすごく気持ちが良いです。 横長の本で空の広さやジャンボジェットの
長さが表現されているのがこの本のひかれるところではと思います。
小学生になって読まなくなったのですが、それまでは意外と
よく見ていたこの絵本はお薦めです。
不安とあこがれをさわやかに描く
★★★★★
正攻法の、さわやかな絵本です。私自身、ずいぶん癒やされました。子供たちにも、これからの成長の折りに触れて読ませてやりたい絵本です。辛かったり、いじけたり、挫けそうなとき、胸いっぱいに澄んだ空気を吸い込んで・・・。
「広い空では、ぼくらの大きさのことなど、忘れてしまうよ」
★★★★★
乗り物絵本の第1人者と言われる山本忠敬さんが描くジェット機やプロペラ機。初飛行のプロペラきが、滑走路を走り、飛びあがる。飛行場が小さくなり、やがて町も小さくなっていく。大空の中を飛ぶ、プロペラきの後ろ姿は、すごくステキ!ジェット機の「広い空では、ぼくらの大きさのことなど、忘れてしまうよ」。このメッセージが、読むたびに勇気をだしてと、はげましてくれます。
吸い込まれそうな絵が印象的
★★★★☆
読んでいると、自分まで空に気持ちが向かっていくような気分になる、印象深い絵の本です。
初飛行の前夜、不安いっぱいのプロペラ機に、大きなジェット機は言います。
「まず、空を飛んでごらん。そうすれば、きっと僕らの大きさのことなど忘れてしまうよ」。
子どももこれからの幼稚園、小学校での生活で、同じような気持ちになることが多いでしょうね。
大丈夫、きっと飛べるよ!!!
そう思える1冊です。
飛行機好きの息子へ
★★★★☆
内容的には一歳児には難しいのですが、山本先生の挿絵だけでも充分に楽しめます。
空で見る飛行機は実際の姿を知れるきっかけになるのでは無いかと思います。
内容は、小さいプロペラ機が自分の容姿にコンプレックスを感じながらも
大きなジェット機の励ましもあって最後には堂々と空を飛ぶお話。
もうすこし大きくなってから改めて読んであげたい一冊です。