見逃してしまいがちだが、間違いなく名盤
★★★★★
1979年デンマーク録音
Chet Baker (tp)
Duke Jordan (p)
Niels-Henning Orsted Pederson (b)
Norman Frerrington (ds)
1960年代以降、本国で冷遇されたジャズメンにとって北欧は最高の地であったに違いない。ともに、再起を果たしてからスティープル・チェイスに多くの名演を残しているこの二人の共演は半ば必然であったと言えよう。ジョーダンの曲を淡々と、しかし味わい深く吹き上げるベイカーの演奏が好もしい。あぁ、北欧って懐が深い。(ちなみにベイカーはこの録音の翌々日にはライブの名盤Someday My Prince Will Comeをペデルソンとともに吹き込んでいる。絶好調だったのかな。)