北朝鮮軍特殊部隊の精強さ、その多岐にわたる活動、それと対峙すべき日本国内の対策の甘さをこれでもかという位詳細（？）に紹介している。”詳細”は”詳細”なのだが、

・どうやって北朝鮮特殊部隊のこんな詳細情報を知り得たのですか？
・どうやって北朝鮮特殊部隊の訓練風景のこんな写真入手したのですか？

という感じる箇所が随所にあります。

まるで見てきたかのような、出典不明のエピソードと写真の数々。
（もしかしたら作者が持つ信頼すべき筋から手に入れたので公開できないのかもしれませんが、ほとんどは出典の説明無し、参考文献として提示されているものもあるのだが、日本の新聞と韓国の新聞と少量の書籍が全てで、いわゆる公式文書の類は全くない）
情報は量よりも質だとおもうのですが、、、

筆者の日本の国を憂える気持ちは察するにあまりあります。
筆者が公共機関でおこなった「日本の重要施設は安全か？」と筆者が身をはった評価実験は確かに評価すべきだとおもいます。
（こんなわけのわからんおっさんに虚仮にされている。ＪＲは真剣に反省し、対策を検討すべきだ。）
しかし、もうちょっと説得力のある説明が必要と思いました。

金をはらって読む本ではないと思います。
1500円はどぶにすてた気分ですが、目が利かなかった自分を戒めるための、授業料と思ってあきらめます。
おなじ内容のことを知りたければ「北朝鮮特殊部隊白頭山3号作戦」をお勧めいたします。

この本は前半と後半に別れており、前半は、北朝鮮軍特殊部隊の訓練内容や戦闘能力など、日本に上陸する可能性のある恐るべき集団の詳細が亡命軍人の証言をもとに描かれている。後半は、例えば、新幹線の爆破法、東京駅でのテロなど、日本がいかにテロに脆弱かつ無防備、無関心であるかが記述されている。筆者はテロの防止は、国民ひとりひとりが自覚を持つこととしているが、全く同感である。