心と態度について追求しています
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演技をすると言うことを題材に、社会人として必要なことを述べています。
心がこもっていなければダメだと言うことがよくわかります。
人から愛して欲しい方に
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脚本家の方が書いた本です。
人間は五感で相手に判断されている。なかなか理解しづらい物ですが、電車の中で人を見た目で判断してしまいます。
満員電車で体が密着すれば体感で判断してしまいます。
人から何かを学ぶときには言葉だけから学ぶのでは無く、相手の全身から発せられる物を五感で受け止めて学んでいるのです。
人に物を伝えたいとき、人から何かを学びたいときには、満員電車の中で密着するような感覚でお互いに演ずる必要があるのかもしれません。
人から物を学ぶときには素直になることがいちばん大切なのかもしれません。
人の持つオーラとはなにか
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人の持つオーラとはなにかという難しいテーマを解説しようとした本です。
演劇を例に、感情、言動、思考、エネルギーなどといった言葉を用いて、人の持つ雰囲気や人格といった何となく伝わってくるものを説明しようとしています。
出てくる言葉の定義が明確でないため非常に情緒的な表現としか言いようがなく、最初は「ハズレの本かな」と思いましたが、読み進むうちに著者の頭の中にあるそれぞれの言葉の定義が明確になってきました。最後には何となく輪郭が浮かんできたため、再度読み直すことで、理屈ではないが説得力のある概念のようなものをふわっと掴むことができました。すなわち何となく分かるけれど、それを自分で他人に説明することはできないという不思議な理解あるいは納得があるといった状態です。
決して理屈や理論ではないのだけれど、難しいテーマに対しそれなりにうまく論理に近いものを打ち立てている秀作だと思います。