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愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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読後のあとに残るもの。 ★★★★☆
私は失恋をしてから、色々な本を読み漁ってきてますが、その中でもかなり良かったです。
著者の作品は「サヨナライツカ」以来でしたが、文体はやはり美しく情景が目に浮かんできました。
7年越しの再会がもたらす、過去との決別・現在・未来への変化は興味深く、ページをめくるスピードも
あがり、時間を忘れてしまいました。
また私の経験を重ねながら、主人公に感情移入することができました。
最近、失恋した方、ぜひ読んでみてください。
(傷口に塩を塗ることになるかもしれませんが、それもまた良いではないですか)
うーん、まあ納得 ★★★☆☆
男って、こんなだよなあ、って随所に思います。はっきりしなかったり、うじうじしてるところ。型破りな男ってなかなか小説に描かれない。個人的には、主人公を振り回す女性が恐ろしく、図々しく、、実在してたら、面と向かって喧嘩しそう、って思いました。ということで、結構、入り込めました。なにしろ、人を思う心、こんなに思い続けられる感情に入り込みました。一度、読んで損はないと思います。
韓国女性との恋愛 ★★★★☆
韓国女性と日本人男性作家との恋愛を描いた本作品は、韓国と日本との歴史や文化を取り上げながらストーリーが展開します。

学生時代に別れてしまった恋人を、韓国まで訪ね主人公が愛を告白するといった、辻仁成らしい物語です。

特に物語の終盤では驚かされる展開が用意されており、読んでいて思わずニッコリとしました。
なんだかなあ・・・ ★★☆☆☆
「冷静と情熱のあいだ」を思い出した。
同じような雰囲気。でも、あのときは映画の竹之内豊のイメージを重ねて読んだので、まだ読めた。
でも、今回主人公の男性に全然魅力が感じられない。なんかいじいじしてて、うっとうしくさえ思える。
もっとロマンティックなシーンを期待したのに、ときめきもせつなさもない。
二人の気持ちを言葉ばかりで、表現しているみたい。
好きだと、逢いたいと、たくさん書いたら想いが深く表せるか?
二人の愛情や思いの深さが少しも伝わらない。
登場人物が、どの人も少しもリアルじゃなくて、生きている感じがない。
映画化した場合の雰囲気ばかり考えてるみたいな感じ。出てくる場所も、それをねらってるみたいな・・
気持ちは、大事 ★★★★☆
現実味には、欠けるかもしれない。
だけど、一所懸命に人に向かう在り方を、作品は開示してみせている。
日本人の隣国への在り方を作者自身が提案している。

また、愛の推移についても、蜜月から倦怠期を経て、更に来るものと言えば、努力次第であるから、
在るべき真摯な在り方を振り返るには、いい機会になるかもしれない。