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ローバー、火星を駆ける―僕らがスピリットとオポチュニティに託した夢

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 早川書房
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最後がイマイチ盛り上がりに欠ける ★★★★☆
2003年に打上げられ、2004年に火星に着陸した2機のマーズエクスプロレーションローバー、スピリットとオポチュニティーの主任科学者による、プロジェクトのスタート(スタート以前)から着陸そして初期の成果を上げるまでのドキュメントだ。2機はノミナルの90日を大きく超えて、4年後の現在も活動している。

ローバーの活躍は聞いていたし、太陽電池につもった塵で発電量が落ちて活動が出来なくなる瀬戸際に、嵐で塵が吹き飛ばされて復活したエピソード等も聞いていたので、期待して読んだ。いわばプロジェクトXだし、大成功物語で、宇宙ものだし、面白い要素はたくさんあって、退屈はしなかったが、なぜかワクワク感が盛り上がらなかった。

いえ、ホント。なぜなんでしょう。出だしが、実験提案の書類書きの話が長々とあるからかなあ。でもそれがリアリティーであるのは知ってる話。機器製作の話も山あり谷あり。なんだけど、予算と〆切に追われるという話が多くて、なんかカタルシスがなかったようにもおもう。偉いさんの会議で採用されたことがクライマックスの一つに成ってるのも、ちょっとリアル過ぎたのかも。

もちろん、アメリカの宇宙探査の進め方を垣間みることが出来たのは、大変参考になったし、個人的には読んで良かったには間違いない。期待が大き過ぎただけなのだろろう。客観的に見れば面白いこと請け合いですので、お薦めします。
なかなかいい ★★★★★
邦題が腐ってると思う
内容的には政策科学の側面があるため参考になる
日本の宇宙開発とは桁が違うけど、それでも貧乏な感じが悲しい ★★★★★
近年まれに見る大成功をなし遂げた火星探査機「スピリット」と「オポチュニティ」の開発者が自ら綴った大冒険の記録!

めちゃめちゃ面白いという評判どおり。これはすばらしい。もっと早く読んでおくべきだった。

ただ、全編火星上の冒険談かと思うとぜんぜんそんなことはなくて、打ち上げでちょうど半分くらい。じゃあ前半は何の話なのかというと、延々と企画、設計、開発そして金の話である。

宇宙探査と金の話というと、日本の「のぞみ」や「はやぶさ」のことが思い浮かぶが、予算がたっぷりあるかのようなNASAでさえ、やっぱり金の話はついてまわるのだ。もちろんISASとは桁の違う金額だし、足らなくなるたびに十億円単位で金が湧いて出る不思議な魔法のポケットがいくつもあるので、ISASのように「困難は金よりも知恵で解決」という雰囲気はあまりない。それでもやっぱり貧乏な感じはずっと漂い続けるのだ。

2年に1回火星に探査機を飛ばすアメリカのこと、チャンスは多いが、一方でライバルも多い。複数のプロジェクトチームが億円単位の「準備金」を与えられてコンペをするんだから豪勢な話だが、つぎ込む情熱も金額に応じて高まるわけで、落選したときにがっかり感もまたすさまじいものだろう。

なんにせよ、「こうまで挫折を味合わないと火星まで探査機飛ばせないのか!」と、筆者とともになんども絶望すること請け合い。ここで共感しておかないと、後半の冒険につぐ冒険で感情移入できないから、しっかり絶望すべし。

あとはまぁ、2台の驚異的寿命を誇るローバーが、火星の上をあっち行ったりこっち掘ったりする話である。相次ぐ新発見に、読んでいてくらくらする。。巻末にプロジェクトに関わった数千人の名簿が載っているんだけど、これだけの人々が胸を張れる仕事になったんだから、本当にすばらしい偉業だ。
面白い。 ★★★★★
惑星探査機のマーズ・エクスプローション・ローバーの代表研究者による、
企画立案、製作、打ち上げ、着陸、火星探査の内訳。詳細に書くと一冊で収
まりきれない内容なので、一部のエピソードを抜粋しているのだろう。
携わったのも4000人を超えるという。事実は下手な小説より面白い。
 日本でも惑星探査機の内訳などPRして欲しい。

スピリットは2004/1/4に火星に到着後、約90日で終えると思われていた探査
が現在も稼動中。延々写真撮影や岩石調査を続けている。
オポチュニティーは2004/1/25に火星に到着後、約90日で終えると思われていた
探査が現在も稼動中。延々写真撮影や岩石調査を続けている。