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神の汚れた手〈上〉 (文春文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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妊娠、不妊症、堕胎、これらの言葉にピンときたら読んでみて ★★★★★
この本は「子供を持つこととは?」ということを
産婦人科という立場を通して、いろいろな角度から考えさせてくれます。
主人公と仲の良い友人役で、子供のいないクリスチャンの女性も出てきますが、彼女の台詞で何度も涙することもあります。

子供が欲しくてたまらない方、子供を堕ろしてしまった罪悪感に駆られている方、子供に障害がある方、

子供が可愛いと思えない方、不妊治療で苦しんでいる方、
たくさんの女性に読んでいただきたいです。

生命の尊厳 ★★★★★
世の中には実にさまざまな人が、さまざまな人生を生きている。一つの産婦人科医院を訪ねてくる人々の人生を通して生命の尊厳を問いつつも、その産婦人科医彼自身の人生からの問いかけもあり、読む者への問題提起となる。怒るということは誠実であるからなのだよ、と言う彼。でも、簡単にいうところの誠実そのものが、いかに偽善であるか、ほんとうに人を愛するということがどういうことであるか、妻への一見冷たい客観的姿勢、娘と女友だちへの真摯な態度、その言動を読み進めていくうちに胸に迫ってくるラストへと向かっていき、彼女の小説の醍醐味を味わえる。男女必読の書
何気なく読んだこの本が・・・! ★★★★★
産婦人科とは、新しい生命の誕生を迎える場所というイメージがあった私の考えを覆したこの作品は、私たちが知ることのなかった産婦人科での様子が頭の中で描けるほどリアルに書かれています。無精子の夫からできるはずがなっかた奇跡的な命には感動を知り、この世に生まれるはずであった命を人工的な方法で処分してしまうのは今生きている人間の勝手ではないかと考えさせられながらも、生と死の境目にいる産婦人科医の考え方などに感心させられる一冊だと思います。学校のレポートのために読もうと思ったこの本が、本当に自分のための一冊になりました!
人間の「原罪」をみつめた小説 ★★★★★
この小説、高校生自体に読み、またもう一度読み直しています。「人口中絶」という重いテーマを扱っているにもかかわわず、カトリック神父とその取り巻きを通して「自然」「救い」を感じさせ、曽野さんらしい作品だと重います。
キリスト教徒でなくても手にとって! ★★★★★
海辺の町でこじんまりとした産婦人科を営む野辺地貞治と
その患者や家族、友人を通して、生命の神秘や生きること・
死ぬことの意味、人間のエゴなどを問う物語。

登場人物がとても鮮やかに、生き生きと描かれています。
主人公の野辺地先生が、人間くさくて魅力的。シングル
マザーとして前向きに生きようとする患者や、半陰陽の

娘など、当時高校生だった私には衝撃的な内容もありましたが、
いろいろ考えさせてくれる最も大切な一冊となりました。

敬虔なクリスチャンで知られる作者ですが、本書にはそれほど
キリスト教色がなく、キリスト教を知らなくても、とても
親しみやすいと思います。お勧めします!