子供が欲しくてたまらない方、子供を堕ろしてしまった罪悪感に駆られている方、子供に障害がある方、
子供が可愛いと思えない方、不妊治療で苦しんでいる方、
たくさんの女性に読んでいただきたいです。
登場人物がとても鮮やかに、生き生きと描かれています。
主人公の野辺地先生が、人間くさくて魅力的。シングル
マザーとして前向きに生きようとする患者や、半陰陽の
娘など、当時高校生だった私には衝撃的な内容もありましたが、
いろいろ考えさせてくれる最も大切な一冊となりました。
敬虔なクリスチャンで知られる作者ですが、本書にはそれほど
キリスト教色がなく、キリスト教を知らなくても、とても
親しみやすいと思います。お勧めします!