もう発売から10年たちます。吉崎先生はオトナなストーリーテラーです。もともとアニメ系少年月刊誌掲載なので、ファンはファンならわかる記号はちゃんとわかっている上で読者に「？」をいくつか散りばめてます。

京都を舞台にした修学旅行編と、忍庁離脱組の面々が絡んでくる18巻。
修学旅行編をきっかけに、ぐるぐるとなっていた日向家の時間が動き出す気配。ん、考えすぎか。

アソウ君の本が突然売れ出したのも、ケロロ小隊のしわざでしょうか？

とてつもない日本 (新潮新書)

久しぶりに新刊が出たので　早速購入してみると　夏美ちゃん主体の話が多く　なかなか楽しめましたね
軍曹の常識を超越した思考と行動力も相変わらずで
（子ども向けのため）アニメでは表現しきれていないこの漫画の面白さがまた蘇ってきたようです

この作品は　おそらく「こち亀」と同様マンネリズムもその魅力の一つにして成長してきただろうと思いますね
何かをキッカケにしてとんでもないことを思いついて行動に移し　失敗してオチがついてエンディング
という定番ながら王道のマンネリズムをも楽しめる作品に仕上げているのは
この作者の懐の深さを感じることができます

とか何とか小難しいことを考えていないで
単純に頭空っぽにして読んで　面白ければそれでよし　じゃないかな？

初期に比べれば過剰なまでに子供向けしてます。
連載がエースなんだからティーンからヤングアダルト向けの内容になるのは当然。
18巻は17巻より夏美の出番が多くて◎。

久々の新刊だというのに、ケロン人達の出番が少なかったです。
西澤桃華とタママ二等兵の過去編は面白かったけど、あとはひたすら女の子と小雪ちゃんだらけな内容でした。ひたすらフンドシ・夏美ちゃんと小雪ちゃんの禁断ラブ・アリサちゃんの手ブラとお色気満載。しかし女性にとってはちょっと引く感じの内容でした…。フンドシ出過ぎ…。子ども向け路線は忘れられてしまったのでしょうか…。話もマンネリ。吉崎先生が好きなので、次に期待しています。