本書は、これを経営者の間に広める役目を果たしているといえる。
ただ、どことなく「私は特別な人間だ」という雰囲気があちこちに感じられ、それが読者との距離を作ってしまっていると感じた。
フォトン・ベルトやシューマン共振など興味深いキーワードを解説しているが、ざっと概要を紹介する程度で物足りないと感じる向きも多いだろう。
今までスピリチュアルな世界に触れたことのなかった人々が、入門書とするのにはよいのではないだろうか。
特に「シューマン共振」には関心を持ちました。彼の1996年初版の『百匹目の猿』の中で足立育郎氏が述べられている「地球の波動がよりハイレベルになってきていて、その波動に合わないものは生き残れない」というのはこの「シューマン共振」に他なりません。シューマン共振の周波数は、かつて七・八ヘルツで安定していて、「地球の脳波」と呼ばれていたそうです。「シューマン共振」の七・八ヘルツというのは深い瞑想状態になったときの周波数に近い数値で、シータ波と呼ばれています。私たち人間は起きているときの脳波は、普段、ベータ波とアルファ波で、ベータ波優位です。
これを読んで私はアルファ波優位の脳波になるために、物事になるべく動じない心を培っていきたいと思いました。また彼のいう「エゴをなくし、世のため人のために生きる」ことがいずれできるようになりたいと思います。
2012年の冬至にはポールシフトが起きる可能性があるそうです。私の調べたところノストラダムスはこのとき太平洋が凍ると予言しています。まちがいなくポールシフトは起きるでしょう。