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Love Song

価格: ¥1,311
カテゴリ: CD
ブランド: Daddy Jazz Records
Amazon.co.jpで確認
内包されるもの、放射されるもの、感じるもの ★★★★★
まろやかな、音。年齢を重ね、人生のひだをかさねて、耳を傾け聴いた者に、演奏者の人生の一端を感じさせる音楽。力技ではない、一音一音からにじみ出る、自然に染み込む音楽。
聴く者の年齢や経験に応じて寄り添ってくれるような音楽。だから、人生の折々に聴き返す。
その人は消えても音楽は残る。遠く離れたこの場所で、聴く人を生かす。そんな音楽の永遠性を彼が感じさせてくれた。長く聴き続けられる一枚です。是非どうぞ。
訃報 ★★★★★
2005年4月28日、
82歳の誕生日を2日前にして逝去。
本作は最初で最後のリーダーアルバムになった。
今ごろは彼岸でMJQ再結成か?
合掌。
79歳の地味な晴舞台 ★★★★★
いかな冷血漢とて、このアルバムをけなすことなどできっこない。

御年79歳。MJQ(モダンジャズカルテット)のレギュラーベーシストで、レコーディングアルバムは300枚を越えるというパーシー・ヒース。なんとその初リーダー作である。

メンツは弟のアルバート(ドラム)と25歳の新鋭ピアニスト、ジェブ・パットン(孫みたいなものだ)。曲によってはサブベーシストが加わる。

タイトル曲の美しいバラードから始まり、ビバップ、ブルースやスイングなど黒っぽいフィーリングが印象的だ。枯淡の味わいといいたいところだが、演奏はどうしてどうして、まだまだ瑞々しい。父親に捧げた組曲などはしみじみと聴かせてくれる。

超ロングラン花形グループのベーシストであったことが、かえって音楽的な可能性を制限したのかもしれない。ポール・チェンバースやリチャード・デイビスなどと比べると、ヒースは地味な印象を拭えない。しかし、MJQのリズムを支え続けた実力は高い音楽性とともにもっと評価されてもいい。

79歳の初リーダー作。これもなめし革のような地味な作品である。しかし、ヒースの全身の皺のひとつひとつからジャズの匂いが立ち昇ってくるかのようだ。幽明界(さかい)を異にするミルト・ジャクソンやジョン・ルイスは、両手を叩いて快哉を叫んでいるだろう。