美しい挿絵はロフティングではないですが、中世のファンタジーな雰囲気が、心に伝わります。大きくして塗り絵をするか、額にかけて飾りたいですね。
1930年の作品(挿絵も)で、ドリトル先生12巻中の「月へ行く」と、「帰る」の間に書いた作品だそうです。そう言われれば、そんな感じかも。
個性的な登場人物、不思議、友情、勇気、冒険、夢、恋、魔法、人生の真理、正しいこと、悲しみ、喜び、とにかく全てが見事にひとつの物語に表されています。
読んだ後の幸福感、そして、やはり残る不思議さ。はたまた、自分が登場人物ならどう感じ、行動するのだろうか? と思いは尽きません。
ロフティングの偉大さを改めて感じました。
岩波さん、これからも印刷して下さいね、それと、1993年版の挿絵のも是非見たいんですけど、よろしく。