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キーリ~死者たちは荒野に眠る 1 (ボニータコミックス)

価格: ¥410
カテゴリ: コミック
ブランド: 秋田書店
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文章では描けない部分を描いてくれた秀作! ★★★★★
 去年に原作の小説をすべて読みました。
 とても感動しました。
 漫画化していると聞いたのは今年。
 原作が好きだから、物は試しと買ってみた。
 正直、始めは原作の劣化作品であろうと思いつつ、読んでみた。
 けれどもその考えは良い意味で裏切られました。

 素晴らしい。小説中では描ききれていない『視覚的』なキーリとハーヴェイの心理描写がこの作品では余す所なくふんだんに描かれています。
 笑顔!泣き顔!登場人物達のそんなコミカルな表情が、そのキャラの心理を小説中の文章以上に読者の心にダイレクトに伝えてくれます。
 キーリは今嬉しいんだ!悲しいんだ!そしてハーヴェイといられて幸せなんだ!
 ハーヴェイは今嬉しいんだ!怒ってるんだ!そしてやっぱり幸せなんだ!
 キーリがいるから……。仏頂面の下に不器用にその思いを隠している事が読み取れたとき、やはり彼は心優しい一人の『人間』なんだと確信出来て、とても嬉しかった……。
 ……言葉は要らない。……その笑顔、その表情で全てが伝わります。
 ハーヴェイと出会った時、そして一緒にいる時のキーリの笑顔がとても眩しい。
 いつしかその思いが読み手にも伝わって来て、ほんわかとした気持ちに包まれて、一緒に幸せになれる。
 原作を知らない方にもお勧め出来る内容です。ぜひ一度読んでみて下さい。
この漫画が、面白い。 ★★★★★
霊が見える女の子、不死人と呼ばれる青年、ラジオの憑依霊。荒廃してゆく惑星で、諦めかけてたキャラたちが、出会って見つけた一筋の希望。

大好きな文庫「キーリ」シリーズの、コミックスは、正直驚きのあまり、固まりました。
良すぎです。不思議なぐらい、良いです。むしろ原作を読まずともこれ一冊で、十分楽しめてしまうと思います。そのぐらいクオリティが高いです。

たいてい文庫やゲームが原作の場合、文字だらけだったり、「間」が全く無かったり、イメージ全く違ってたり、息苦しい事が多いと思います。

でもほとんど漫画化にともなって、そういう不満は「必ずついてくる」ものと考えて、わりきるしかないので、人に薦める時「コミックスから初めて入るよりも、原作から(もしくは併用)」とおすすめする場合がほとんどです が…

まったく妥協していない構図のメリハリ。走るキーリ、ぶっ飛ばされるハーヴェイ、ぶっ飛ばす兵長、衝撃がこっちまで伝わってくるような、胸躍るシーン満載です。原作1巻と初めて出会って、一日中読んでたあの日の、私の脳内はまさにこのコミックスな感じでした…。

漫画家さんの、原作に対する研究っぷりがひしひしと感じられます。

毎回ファンサービスとしか思えない暖かい表紙絵にも注目です。ほのぼのラブなキーリとハーヴェイ、すっかりお父さんな兵長も(^^)
原作に忠実で無駄が無い。 ★★★★★
正直、二冊で完結ということでどれだけの形に、キーリという長編大作がまとめられるのかあまり期待はしていませんでした。しかし原作がそのまま飛び出したようで、原作を読んだ時の、あの臨場感がさらにリアルに感じられた気がしました。ストーリーも忠実なのに作画さんのオリジナリティも十分に含まれていて、キーリを本当に、素晴らしい漫画としてまた楽しむことが出来たと思います。上手いストーリーの運び方、短いながらの本の中には原作の素晴らしさを消さない力がありました。納得いく、むしろ新たに別の楽しみ方を与えてくれました。何ともまとまり良い完結をしてくれたことを感謝したくなりました。
一瞬で虜に・・・ ★★★★★
表紙の絵を見て惹かれて購入しました。大正解でした、一瞬ではまってしまい次は文庫本の方も購入しようと決心しました。
話は幽霊の見える14歳の女の子と「不死人」である青年、ラジオに憑いた霊との旅の物語。
旅をする中で色々な幽霊と遭遇し不老人である青年の過去に触れていく、そして不老死であるが故に一人孤独な旅を続けてきた青年の心に生きる目的が芽生えていく。10日間という短い間の話ですが心の触れ合いがある心に残る話でした。
キーリかわいいなぁ・・ ★★★★★
この本は小説版第1巻を描いていており、どちらかというとキーリを最後まで読み感動した方向けで、「こんなこともあったよなぁ〜」と懐かしみながら見みるのがベストかなと。
話、絵とともに良いレベルなので、できれば小説版2巻以降も漫画化してもいいんじゃないかなと思います。