して、内容の方だが、まず感じさせられるのは書き方が非常にうまいということだ。特に前半部の家康の幼少時の苦労話や少年・平八郎忠勝の苦悩と失態、加えて三河武士の侍魂を感じさせるエピソードが絶妙に話を盛り上げており、感動が込み上げる。中でも家康の幼少時の苦労と、幼い松平家の嫡子を奪還するために多くの家臣が血を流したという下りは、目頭が熱くなった。
ただ、残念なのは成長した後の忠勝が、家康さえも差し置いて常に冷静沈着な参謀で、戦場に出れば無敵という典型的な主人公スーパーマン型の小説に変貌してしまう点。個人的にこういうのはあまり好きではないので、後半部は正直冷めてしまった。
「とんぼ切り」といって、槍先にとんぼがとまったとたんにヒラリと二つに切れてしまう程の切れ味だったそうです。 勝運に見放されている諸兄には是非読んで頂きたい一冊 であり、読み終えても勝運がもたらされない場合は、 岡崎公園や桑名市にある忠勝公の銅像にお参りください。 それでも見放された場合は、千葉県大多喜町と桑名市に
ある墓地へご参拝ください。これで完璧です! いずれにしましても、この本を読んでから行動しないと ご利益が無いようです。Amazon.co.jpなら2~3日で発送できるとの事、勝運ブーム到来で品切れになる前に頼んでおきましょう!