近年、国内はもとより、海外からの評価も非常に高い日本マンガ。そのMANGAのうちの一つがこの、近未来SF大作「AKIRA」だ。

多くの方がこの作品から多大なる刺激を受け、何らかの創作や思考(金田を自分に当て嵌める、といった妄想も然り)に耽り、作者または作品に敬意を表する形で共鳴しあったことだろう。そう、まるでアキラとテツオのように。

私もそんな一人である。


この作品は、「再生」についての物語ではないだろうか。国家同士の思惑、科学技術と自然との折衝、友人・知人との関係、そういったものを見つめ直すことの大切さや難しさを、エンターテイメントに巧みに織り混ぜた傑作だ。



AKIRAが世界中の言語に翻訳され、世界中の人々に読まれれば、案外、簡単に「大“地球”帝国」は建国されるんじゃなかろうか。


近未来SFを舞台とした、少年たちの成長譚を糧に、我々もまた成長させてもらえる大傑作。

この漫画以上に全て読み終えた後の充実感が残る作品はないと思う。世界観、イラスト、セリフ、ストーリー…

どれをとっても最高にカッコいい!ミーハーが好む雰囲気だけの糞漫画であふれる最近の世の中。AKIRAはそんな漫画が到底追いつくことの出来ない境地に達している。多くの人に読んで欲しいとは思わない。自分の中だけの一番のお気に入りでいてほしい。そんな漫画。

皆さんが絶賛しているので全巻通して読みましたが、何ですかこれ?全然意味わからない。いつかどこかで劇的な展開になってくるのだろうと、ずっと読みすすめますが、いっこうに面白くならず、さらに意味不明に拍車をかけるあのラスト…。
世界でどれだけ称賛されてるんだか知りませんが
普通につまらないです。難解=奥が深いとか考えるのはまやかしです。絵が緻密で精巧なのは認めますが、それだけ。主要人物の書き分けもわかりにくいし。
好きな人はホントに好きなんですか?傑作だと思い込もうとしてるだけでは?

自分はこの作品を漫画の一つの到達点だと思っています。
大作ですが、最後まで一気に読んでしまう面白さがあります。
面白いんですが、読み終わるとなんかどっと疲れます。
でも「素晴らしい大作を読破した！！」という充実感が自分にはありました。
大判、分厚い、値段も高いという漫画で、ちょっと買いにくいかもしれませんが、
日本人なら（いや、地球人なら）一家に全巻置いておくべき漫画だと思います。
それぐらい素晴らしい作品です。

　第三次世界大戦後、崩壊し復興を遂げたネオ東京。
超高層ビルが乱立し、若者はドラッグとバイクに魅せられ、政府は密かに未知の能力研究を行い、旧東京をも壊滅させてしまった世界だ。

そこにあるものは何か？
未来の暴走族抗争、ドラッグにより未知なる力に覚醒しつつある若者、成長の停止と引き換えに超能力を手に入れた老いた子供達。

「進化とは必ずしも、生物として正の方向に進むものではない。」

進化論では有名な言葉だ。

今の日本の人類にこの言葉が当てはまると思う。
人並みの運動神経を失い、落ち着きが無く、すぐキレる若者達。
身障者を狙い、路上強盗を働くチンピラ以下の不良少年。
セックスすることが愛の証だとか、外見だけをキレイにすることが女として立派になると勘違いする少女達。

ＡＫＩＲＡ世界の方が健全だと思うのだが、あなたはどうお思いか？