F&Bが他の作品と少し違う印象を受けるのには主人公カイトの存在も大きいと感じました。彼自信はちょっと自分の置かれている環境に満足していない普通の高校生だったわけですが、他より幾分歴史に通じており、さらには彼本人も頭の良い子だったわけです。頭が良いというのは頭脳明晰とういうのでは無く、頭の回転が速いというか・・・。それがまたカイト自身とF&B自体の魅力を存分に引き出してくれています。
カイトを巡って船長ジェフリー(イメージ:豪快)、航海士ナイジェル(堅い絆)、敵国海兵ビセンテ(信念)が出てきますが、もうそれぞれ素敵すぎる。雪舟先生のイラストは鼻血ものです。
活字が多く、歴史背景色の強い作品であるので苦手な方にはお勧めできません。
さらに言えば現在進行形で8巻まで出版されている作品ですが実際ベッドシーンらしきものがあったのは2回くらい。ですので激しいHシーンをお求めの方にもお勧めできません。
しかしそんなこと気にならないくらい、一気にのめり込めるお話なので一度試されることを勧めします。