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海底二万里 (創元SF文庫)

価格: ¥1,015
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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魚が食べたくなる ★★★★★
SF幼年期に豊富な学術的知識を持ったヴェルヌが、これでもかこれでもかと海洋ネタを詰め込んだ作品。
ネタの被りを気にする必要もなければ、美味しい所を選ぶ必要もなかったのでしょう。
門・網・目・科・属・種……読んでいくと生物図鑑が欲しくなります。過去に食べた魚の味が蘇ってきて腹が減ります、日本人としては。
ノーチラス号とネモ船長、知られざる辺境に住まう超科学の厭世家というアングルは、多くの作品に影響をあたえているように思えます。
念のために注意しておきますが ★★★☆☆
歴史的名作である作品自体については、泡沫レヴュアーごときのレヴューをわざわざ読む必要はないでしょう。ちゃんとした書評を読まれると良いです(敢えて一点だけ。名作ですが現代人には多少冗長かもしれませんので注意)。当レヴューでは、あくまで「商品として」の「この集英社文庫の新版」について述べさせて貰います。

(1)長さからして恐らく完訳です。
(2)訳文は(何種類もある他の訳者の文と比べて)別に良くも悪くもありません。
(3)挿絵は一切ありません;私としては挿絵のないヴェルヌってのはサビ抜きの寿司みたいなもんだと思いますがね…。
(4)表紙絵は…何のつもりですかねえこれは。旧「ジュール・ヴェルヌ・コレクション」も基本的には内容と無関係な画を表紙にしていましたが、あれはSF画の巨匠メビウスの美麗な絵でありまだ良かったです。このチープで的外れな絵はどういう層にどういうアピールをする意図なんでしょうか。…念のために注意しておきますが半人半蛸の妙齢で艶やかなご婦人は本作には登場いたしません。

私としては、むしろ創元SF文庫版か福音館書店版をお勧めします((3)と(4)が気にならない方なら別にどれでも良いと思いますが)。
名作の完訳版です。 ★★★★☆
誰でも一度が読んだことがある名作です。

ジュールヴェルヌの作品は、どういう訳か、子供向けと思われていて完訳が少ないの
ですが、この本は帯に書かれている様に完訳版です。ちゃんと子供にも読める様に
振り仮名も振ってあり字も大きいです。(そのために上、中、下、3巻になっています。)
イラストも当時のものが使われていて雰囲気たっぷりです。

内容については良く知られていますのであまり詳しく述べません。
この物語が成立するかどうかは、ノーチラス号にリアリティを持たせられるか?
にかかっていますが、それは成功していると思います。いかに成功したかは、同様の
構造を持った作品が多数生み出されたことからも明らかです。正に原点。
もう一つの魅力はネモ船長。この複雑なキャラクターも多くの追従者を生みました。
殆どの登場人物が男性であるというストイックさが当時をしのばせます。

下巻に詳しい解説が付いていて、この本の出版に当たっての興味深いエピソードが
述べられています。結局ネモ船長が何者かは語られません。
ネモ船長について謎解きがしたい人は「神秘の島」を読んでください。
ということなのなもしれませんが、実は人物を特定させたく無かった出版時の理由が
説明されています。しかし、かえってそれがこの作品を深いものにしたのだと思います。
子供の本ではない ★★★★★
 小学生の頃に読み耽ったものである。

 最近読み返して見ると この本は小学生には難しい事が良くわかった。確かに潜水艦で世界の海を渡り歩くという話は 小学生にも十分面白いのだが それは舞台設定だけの話だ。やはり 本作の主眼はネモ船長の「孤独」にある。それを理解することは 小学生はおろか 20歳代でも難しい話である。

 ネモ船長は地上に絶望して ノーチラス号で海に逃れる。どのような経緯で ネモ船長が絶望に至ったかは分からない。彼は オルガンを弾き 読書家であるという芸術家であり 同時に 何かに憑かれたかのように殺戮を繰り返す暴君でもある。この両義性がネモ船長の性格を複雑にしている。人を殺し それを悔やんでオルガンを弾くという姿は誠に鮮烈なイメージだ。書いてはいないが 曲もバッハしかありえないと今でも思う。

 海底二万里は その後の多くの人に影響を与えた。「潜水艦の中に潜む神」という切り口で 様々な作品が生まれたことはその後の歴史である。その意味で 海底二万里の価値は大きい。


 小学生で「卒業」出来る本ではない。是非 再読をお勧めする。
名前は知っているであろうこの本は! ★★★★☆
 BACK TO THE FUTURE (映画)などを観たことのある人は、この本を知っているであろう!そうでなくても、有名ですが><;
 まずはじめに、読む前にこの本は150年も前にかかれたものであることを知ってほしい。 その頃、まだ発明されていなかった品々(空想のもの)が、今、現在、発明されて、使われている!そうなので、この本に書かれていることが、どこまでが本当でどこまでが小説なのかわからないところが多々あります。{そいうところも面白いですよ!}

 ストーリーの流れは、各所にあるイベントには興奮して どんどん読めるが、単調な魚の説明など、たまぁ〜にダラダラしているのが玉に瑕である。
しかし、
僕は、当時150年前に戻ってこの本を読んでいたなら、今以上の感動を味わえたであろう。と、思ったオススメ作品です。