買って早速読みましたが茶の間でケラケラ笑っていたので両親に変な顔されました。なんだ本読んで笑ってたのかと。ホントだ電車の中とかでは読めないな〜買って正解でした

　2003年に旅行人から出た単行本『52％調子のいい旅』の改題・文庫化。迷路と漫画が削られ、新たにエッセイが１本加えられている。
2000-03年に雑誌『旅行人』に掲載されたエッセイを中心にまとめたもので、どちらかというと、こぼればなし的な内容となっている。ジェットコースター、シュノーケリング、アジアの国々への旅行、サラリーマン時代の思い出など、多彩な話がいろいろ詰め込まれているのだ。そのテーマだけでまとめた本などもあるので、それらを読んでから本書にたどり着くと、裏話が見えて面白いとともに、やや物足りなさを感じる。
　とはいえ、文章のとぼけっぷりは健在。とても面白くて笑える。
　この調子で頑張ってほしいものだ。

フライト中の暇つぶしに、と思ってテキトーに選んで買った本。著者の名前なんか聞いたことなかった。何の期待もなかった。

「某有名古本チェーン屋で前もって本を買っておけば、あっとゆーまに読み終わるエッセイを空港の本屋で５００いくらも出して買うこともなかったのになぁ。段取り悪いな、自分」とかセコいことを考えつつ買ったわけで。

でもあのとき、テキトーに彼の本を選んだ私はものすごく幸運だったと思う。天啓だったのかもしれないと思うぐらい。とにかくこんな面白いエッセイ、読んだことない。

内容は基本的に旅行についてのエッセイ。しかし尋常じゃないぐらい面白い。飛行機の中、私は堪えきれず身をよじって笑ってた。バスを待つ間にも読んでて、やっぱり思わず声が漏れるぐらい笑えた。著者の行動はもちろん、文章が天才的に面白い。

５００いくらでこれだけ笑えて、しかも散々笑ったあとに爽快感が残る本、他に知らない。というわけで、私は彼の本を全部手に入れて読んだあと、友達にもまわそうと思う。

普段本なんて読んでもすぐに飽きてしまうんですが、いや〜この本は実におもろかった！！

「52％調子のいい旅」の改題。

今回は旅エッセイのみならず，著者の日常エッセイという感じ。独特の抱腹文体は相変わらずも，ややパワー不足かも。