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図解日本音楽史

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京堂出版
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幅の広さと奥行き ★★★★★
日本音楽というと、邦楽の有名なところと、民謡で終わりというような書籍が多い。

広がりと深さのどちらかが欠けてしまっているような気がした。

日本音楽史は、書名にはじない広がりと深さを持っている。

声明(しょうみょう)と読経の違いや、
日本の琵琶は西洋ではリュートになっていること。
詩吟についても書いている。
最後は民謡までと幅広いし、単なる紹介で終わっていないところがよい。
知っているようで知らない日本音楽の歴史の決定版 ★★★★★
日本音楽をたどるのに分かりやすい書籍がなくて困っていましたが、本書の出版でそれが解消できたことは僥倖です。このような出版を待っていました。類書はありませんし、「邦楽」と呼ばれるジャンルの音楽鑑賞にはなくてはならない教科書のような書籍だと評価しています。

2ページで1つのテーマを完結させるというスタイルに感心しました。右ページに解説、左ページに図解、という編集で誰が見てもその項目だけたどっても理解できるように構成されています。

内容は、日本音楽のあらまし、雅楽、声明、能楽、琵琶楽・詩吟、尺八楽、箏曲、三味線楽 その1 発生と地歌、その2 浄瑠璃、その3 歌舞伎、その4 近代の三味線―歌曲 民謡、楽器―その構造と用法、と日本音楽のジャンルを網羅しています。

筆者の田中 健次氏は、国立音楽大学大学院を修了し、現在は茨城大学教授です。
本書は、邦楽に関わっている人は勿論、何かのきっかけで興味を持った人を含めて、基本的な知識の全くない日本音楽の知の森への道しるべを果たす役割を担っていると思います。

西洋音楽に比べて、不思議なことに類書がほとんどない状況です。邦楽の専門家の評価は分かりませんが、音楽ファンにとってとても有用な内容であると確信しています。