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新・細胞を読む―「超」顕微鏡で見る生命の姿 (ブルーバックス)

価格: ¥1,208
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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まさにミクロコスモス ★★★★★
われわれ人間のからだは60兆個の細胞からなると言われています。本書では、電子顕微鏡などの高倍率顕微鏡を駆使して撮影された写真によって、それら細胞の姿を余すところ無く紹介してくれています。

本書は、1985年に発刊された『細胞を読む』の改訂第2版という位置づけですが、この20年間の生物学と顕微鏡技術の大いなる発達に基づき、内容的には全く新しい書ともいえる大幅なアップデートを経て発行されました。

現在の最先端の電子顕微鏡では0.1ナノメートル(1メートルの100億分の1)程度の構造まで見ることができます。つまり、細胞はおろか、一つの一つの分子まで見ることが可能になるのです(分子を見ることができるといっても、実際に分子を見るにはかなり厳しい条件をクリアする必要があるのですが)。

99の項目において、人間を含むいろいろな生物の細胞をこのような高解像度・高倍率の写真で紹介し、それに併せてその細胞の体内での働きを説明しています。つまり、各細胞の体内での働きに思いを馳せながら細胞の姿を見ることができるという組み立てになっています。

本書では主に電子顕微鏡によって撮影された「生きていない」細胞の写真が中心となっています(ただし、精子と卵子が受精する瞬間の写真などはあります)が、現在では進化した光学顕微鏡、蛍光顕微鏡、レーザー顕微鏡、そして原子間力顕微鏡などによる撮影が可能になり、さらには生きて活動する細胞の姿を画像化できつつあります。

このように現在では細胞の形だけではなく、その細胞が活動している姿をも捉えることが可能になりつつあります。次期改訂版では、iPadなどの電子書籍に対応し、実際に細胞が活動している姿を動画で見ることができるのようになることを期待しています。

このような地味ですが真摯な研究成果を視覚的に紹介してくる書を著した筆者と出版社に感謝し、筆を置きたいと思います。
やはり専門書だった… ★★★☆☆
これは至高の芸術作品である…のコメントに期待して購入しましたが、やはり専門書でした。
デザインの参考になればと思ったのですが、写真が鮮明ではなかったです。
でも、内容は充実していたので、読み物として、購入してよかったと思います。
顕微鏡写真の精度が格段に上がっている ★★★★★
 これは「細胞を読む」のリニュウアル版である。基本構成は、前作と変わらないが、内容の進歩は著しい。解説文には、20年前には判っていなかった新たな知見が組み込まれ、筆者の筆力も大幅に向上しているので、非常に読みやすくなっている。掲載写真の精度の向上には目を瞠るものがある。帯にある、福岡信一氏の「これは至高の芸術作品である」という賛辞も頷ける。細胞内のたたずまいに興味をお持ちの方には、うってつけの本だ。
賢くなったと感じることができる一冊 ★★★★★
身体の格部分の顕微鏡写真を示し、その機能を解説してくれます。
学生時代、生物学や生化学の勉強をしましたが、その頃には不明だった組織や細胞の機能が明らかにされていて、知識のリニューワルにもなりました。
読み通せば、生物学に関して賢くなったと感じることができる一冊です。