可能とした。それがアジアにありながらアジア的停滞を免れ、中世世界への移行を可能した要因である!とまあこうなるのかな。そういう学術史的意義はさておき、中世に於ける欲望が土地を巡って渦巻いていた様がイキイキと伝わってくるのが本書の一番の魅力。
覚めた口調でえげつないパワープレイを描ききる、「ナニワ金融道中世版」といったら言い過ぎかナ?歯ごたえアリ。でも必読。