終戦後の日本である昭和20年、戦災孤児達の教師をしながら彼は単純ながらも一つの仮説を見いだします。「人間が人間に興味を抱くのは、ただ人間が好きだからだ」と。そして生涯かけて「人間の研究」をしていく。これ以上のヒューマンがあるでしょうか。もし、何かに迷い、そして人間が信じられなくなったら是非この本を読んでみて下さい。きっと心に何かが残ります。