インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

DESTINATION OUT!

価格: ¥863
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
Amazon.co.jpで確認
新主流派の開祖だよね ★★★★★
今作品は実験作などではなく既にサウンドを確立した彼のレギュラーバンド(固定メンバーはマックリーン、ボビー・ハッチャーソン、グレシャン・モンカーの三人ですが)の二作目のアルバムに当たります。六十三年四月録音の「ワンステップ・ビヨンド」九月録音の今作品、更に十一月のモンカー名義の「エボリューション」(リー・モーガン参加)、モンカーが抜けた翌年の「アクション」までは一連の流れと見て良いでしょう。元々マックリーンは六十二年録音の「レット・フリーダム・リング」で、より自由な表現の為には既存のブルーノートに限界を感じ人材の発掘を始めた訳です、「レット…」を聴けば彼がオーネット・コールマンを標榜していたのは間違いないと思うんだね。その為にピアノより和音の約束事に左右されないビブラフォンのハッチャーソンを採用、リズムに新感覚を求めトニー・ウィリアムスを採用までは理解できる。じゃあ何故トロンボーンのモンカーが?と思う訳です、今作品を聴くまでは理解できなかった。今作品でモンカーは三曲、前作では二曲、次のモンカー盤では全曲と実に十二曲やって九曲はモンカーの作編曲なんで彼はミュージカル・ディレクターとして参加してた訳です。モンカーの曲は聴くとフリーブローっぽいですが実は重層的に構築された緻密さに特徴が有り、エリック・ドルフィをもう一歩進めた先進性が魅力だと思う… そういう先進的ジャズを一年以上かけて熟成させ自己のプレイをも変革したマックリーンは間違いなくブルーノート新主流派サウンドの創始者なんだよねぇ。彼が連れて来た新しい才能と作り出される新感覚なサウンドがブルーノートの若手実力派を刺激し、交流する事により更なる高みへ昇華する、しかし、その頃にはマックリーンは別の方向行くんだね(笑)それで誰も新主流派の開祖とは思わないんだね。
ニュージャズに挑戦したマクリーンの問題作 ★★★☆☆
オーネット・コールマンの登場はジャズ界の革命であり、多くの良心的なミュージシャンはその意義を自らに問うことになる。モードとフリー、ファンキー、ロック、ボサノバ、ポップスといった様々な選択肢の中で、最も芸術性の高いフリーやニュージャズを探求したマックリーンも時代に鋭敏に反応したミュージシャンであった。しかし、コールマンやドルフィーに比べその革新性は薄れ、数々の実験も決して成功したとは言い切れない。同じ時期のフレディ・ハバードにもいえるが有能で器用なミュージシャンは結局なんでもできるが、決め手に欠ける存在となる。マックリーンもこの後自らのスタイルを確立し、独自の個性を発揮するようになる。これらの実験は決して無駄ではないのだ。
ハッチャーソンとロイ・ヘインズを聴こう ★★★★☆
リーダー名はマクリーンだが、アルバムを支配しているのは完全にハッチャーソン。

この人はいつも演奏全体に相当な影響力を発揮するが、本作ではマクリーンにグレシャン・モンカーⅢ、ロイ・へインズを完全に手中におさめている。そもそもこのアルバム、3曲がモンカー、残り1曲がマクリーン作曲であるにもかかわらず、すべてハッチャーソンのオリジナルにしか聴こえない。

マクリーンは前年録音の“Let Freedom Ring”のノリなので、普通に期待される彼の個性は出ていないかもしれない。しかしモンカーが完全に霞むぐらいの熱演である。その意味では“Let Freedom Ring”を超えていると思う。

それにロイ・ヘインズが素晴らしい。いつも同じことをやっているように聴こえるのだが、コルトレーン・カルテットの時と同様、本作でも60年代のブルーノート・サウンドにしっかりとはまっている。
マクリーン・ファンには物足りないだろうが、ハッチャーソンを聴きたい人には無条件でお薦めできる。

ハッチャーソンとロイ・ヘインズを聴こう ★★★★☆
リーダー名はマクリーンだが、アルバムを支配しているのは完全にハッチャーソン。

この人はいつも演奏全体に相当な影響力を発揮するが、本作ではマクリーンにグレシャン・モンカーⅢ、ロイ・へインズを完全に手中におさめている。そもそもこのアルバム、3曲がモンカー、残り1曲がマクリーン作曲であるにもかかわらず、すべてハッチャーソンのオリジナルにしか聴こえない。
マクリーンは前年録音の“Let Freedom Ring”のノリなので、普通に期待される彼の個性は出ていないかもしれない。しかしモンカーが完全に霞むぐらいの熱演である。その意味では“Let Freedom Ring”を超えていると思う。

それにロイ・ヘインズが素晴らしい。いつも同じことをやっているように聴こえるのだが、コルトレーン・カルテットの時と同様、本作でも60年代のブルーノート・サウンドにしっかりとはまっている。
マクリーン・ファンには物足りないだろうが、ハッチャーソンを聴きたい人には無条件でお薦めできる。