談志は歌が大好きなんだね!
★★★★★
ここにのっている昭和歌謡を私は知らない。
だけどおもしろかった。
ディックミネや淡谷のりこ等歌い手や作曲家、作詞家との交遊録が知らない時代をぐっと身近に思わせてくれる。
「知らない、わからないと言ってヒトは文化を切り捨ててきた」
刹那的なテレビ番組や歌番組に煽られている私のような若者にはぐっさりきました。
「いまや。素人がカラオケでフルコーラス、プロは歌番組でワンコーラス」など
「童謡噺」も読んだのだが、談志の歌、芸能にたいする視点は、CD世代のパケージ音楽といったせせこましいところにはなく、
親が歌っていた歌など、生きた生活の中に存在している。
この本を読むと歌がいま以上に好きになります。
あらゆる音楽を愛する人に一読をすすめます。