中学校からの徹っちゃんがどうやって公務員になったのか？そんな気持ちから読み始めた私だったのですが、作業所に通ったり、そして徹っちゃんが真に地域の人に理解してもらう為にと、文章からは勿論お母様の努力や、周りの人間関係の大切さを教わりました。読み終えたころには、自分の子供に対してもこぅ接してみようとかこれならできるかもとネガティブになっていた気持ちが前向きになりました。私にできるだろうか・・・私でもできることがあるかもしれないと、配慮のあるお子様をお持ちの家族や周りの人に元気や勇気を与えてくれる本です。

もしかすると日本で一番有名な自閉症児のお母さんかもしれません。
知的障害のある自閉症の息子さんを立派に育て上げたそのパワーには頭が下がります。就職難のためなかなか仕事がないという当事者の方や保護者の方，個別支援計画に頭を悩ませている教職員の方，そして，福祉に関わる方全員にお勧めします。個別の支援とはどのようなものかその具体例が書かれている本といえるのではないでしょうか。
もちろん誰もが明石さんになれるわけではありません。だからこそ，当事者に関わるみんなが今より数％ずつの努力を始めれば，きっと明石さんに続く人が現れるのではないかと読んだ後とても明るい気持ちになりました。

徹之さんの就職までの道のり、その中でのさまざまな工夫やつまずいたことなどが書いてあります。特に感銘を受けたのは、中学の頃から独自に職場実習を行うようにしたということ。地域への移行プログラムがほとんどない日本の教育制度の見直しを改めて感じました。

明石洋子さんによる最新刊。シリーズ３冊目です。明石洋子さんのお話は、６年ほど前に、音更町でうかがうことができました。ご自身のご経験に基づいた子育てのお話は、とても説得力のあるものでした。『自立への子育て』『ありのままの子育て』も是非お読みください。２００５年５月に１冊、１１月に１冊、０６年６月にも１冊、計３冊のご注文をいただきました。ありがとうございました。「お」仕事というタイトルがいいですね。テレビをご覧になった方も是非ご購入ください。なお、９月１９日（月）に、釧路市交流プラザさいわい６Ｆで、「釧路地区自閉症・発達障害支援センターをつくる会」設立記念講演会があります。講師は明石洋子氏・明石徹之氏。テーマは「ありのままの子育て～自閉症の息子と共に～」です。　　

特別支援教育に関心がある人にお薦めします！ＮＨＫなどでも紹介された、明石さん親子の３０年の歩みを書いた３巻目。今回は、自閉症の息子さんが市職員になる奮闘記。障害者が就労する困難さが痛感します。講演会もされていますのでそちらの方にも参加してみては。右下の［⇒詳しく見る］から「発達障害などに関する本」コーナーの他の本も是非ご覧ください。

家庭では、妻として、母として外では、企業人としてまた地域支援組織の設立運営、著述・講演を通した啓蒙活動等々八面六臂のスーパーレディ、実践を通して示唆のある箇所が何箇所もある。就労が大きな役割を持つことを言われており同感だが、著者の様に何人が実践できるのだろうか？著者の名前は忘れられないものとなりそう。

家庭では、妻として、母として外では、企業人としてまた地域支援組織の設立運営、著述・講演を通した啓蒙活動等々八面六臂のスーパーレディ、実践を通して示唆のある箇所が何箇所もある。就労が大きな役割を持つことを言われており同感だが、著者の様に何人が実践できるのだろうか？著者の名前は忘れられないものとなりそう。

サブタイトル「自閉症の息子と共に３」